祇園祭山鉾巡行の宵山の日でした。
街には多くの人出。 いつもより浴衣姿の女性の姿が目立ちました。いい浴衣を着ている人がいましたね。やっぱり間の人たちがレンタルするのとはちょっと違う。
そんな中、「京ヤス」さんが参加する写真展と、三条通りに新しくできたというギャラリーを見にいってくれという大先輩のお声がけで、出かけました。

そしてここはその岐路に立ち寄った「ライト商会」での写真展。
この人はこれまで、その写真展で何度かお会いしている写真家さん。
とてもいい写真を撮る人ですし、生き方もちょっと筋が通っています。

以前にも撮らせていただいたことがありましたが、今度のグル^プ転嫁、秋の個展に出す、男性のポートレートでもっとキャッチ力のある者がもっと欲しかったので突然でしたがお願いしました。

美人も、美男もちゃんとそれを自覚できていて、自分の美意識で自身を演出で来ているというのは、いいなあと私は思います。
その美意識が軽薄だったりアサッテだったりする人を見ると「痛い」ですね。 もてはやされている女子アナなどにそういう人が、まま見られます。
せっかく吸っていたタバコの煙を吐いてくれたんですが、撮り切れませんでした。
撮る、撮られるがよく分かっている人なんですね。

同じ会場に写真を出している人です。まだ十代です。
先の人が、「この人は蒼樹さんと言って・・・・・・。」と紹介してくれて、「君たちも撮らせてくれないかな。」ということに。
壁の写真の下には、写真集が置いてあり、じっくり見せてもらえました。
フィルムで撮り、自分で焼いている写真だけに画面に味わいがあります。

先の男性にこの世界に引きずり込まれたようです(笑い)
13歳ころから意識して撮ってきているそうですが、なかなか早熟な気がします。いい影響を受けているんでしょうね。
日常の物悲しい、普通さがよく撮れています。

① もしも、仮に、統一教会、統一原理運動、勝共連合の反社会的な活動を 段階で適切に取り締まり、政府が被害者救済に誠実にあたっていたら、山上容疑者は、こうした蛮行には及ばなかったかもしれない。しかし、自民党、ことに岸信介流の人々などは統一教会・勝共連合から無料の秘書を受け入れ、政治活動要員を派遣してもらい、票を集めてもらってきたのだから、それはできない相談だった。統一教会・勝共連合を利用してきたのは安倍氏を筆頭としてきた保守勢力だから。
こんな報道が最近されている。
「2021年4月、国立京都国際会館で『新型コロナ終息を願う京都1万人祈りの集い』というイベントが開催される予定でした。実行委員長は旧統一教会の京都教区長で、『天の父母様聖会・世界平和統一家庭連合』や教団系列組織『京都府平和大使協議会』などが共催しており、実質的に旧統一教会の主導イベントであるのは明らかです。その『呼びかけ人』に名を連ねているのが二之湯氏(国家公安委員会委員長・自民党衆院議員・・・国家公安委員長はこうした反社会的団体を取り締まる側ですね。【アオキ】)なのです」
そう説明するのは、旧統一教会の問題を追い続けているジャーナリストの鈴木エイト氏だ。「イベントは結局、開催されませんでしたが、旧統一教会のイベントに国立の施設が使われるのは問題です。二之湯智議員は同会館の元職員であり、何らかの口利きをした、といわれてもおかしくありません。このイベントのチラシには、二之湯氏のほかにも世話人として、田中英之衆院議員、木村弥生衆院議員、繁本護衆院議員の、計4人の京都を選挙区とする国会議員が名を連ねています。4人の国会議員に旧統一教会との関係をきくため質問書を送ったのですが、どの議員からも回答はありませんでした」(SmartFLASH 7/15)と。
② もしも、仮に、山上容疑者の両親が統一教会に彼の進学資金さえも献金として差し出して破産した挙句、さらに献金を続けて家庭を崩壊させる事態になったとき、それ以前からほとんど育児放棄となってネグレクトされていて、将来への希望を失っていた子供を保護し、支援する福祉体制があれば、彼はこうした凶行に至ることはなかったかも知れない。
しかし、自公政権は、子供を育てるのは親の務めだとして、子供の保護には極めて消極的な姿勢を続けてきた。親の失業や、事業破産、病死や事故死などによって経済的に困窮し、進学断念は勿論、まともな栄養摂取や安心のできる保護さえ得られずに放置されている子らはたくさんいる。
③ もしも、仮に、山上容疑者が、この社会では人として生活するのに必要な最低限度の公的支援を受けるのは国民の権利であり、「助けて」と言っていいのだよという基本的な考えを身に着けていれば、このような蛮行におよばなくて済んだかもしれない。
しかし、安倍氏が永くそのトップだった自公政権はもとより橋下徹氏や竹中平蔵氏や、堀江貴文氏などが、貧困であることも、進学できないことも、時には自死に至ることも「自己責任」だから、他に救済を求めるのは筋じゃない、そういう事態に陥った敗者にやるものは何もないし、与える必要ないと言い募って来て、世間の目がそういう方に向かってきた。だから、普通にプライドのある人間は、自己責任を果たさないで敗北し没落した自分を責めるしかない。でも一方で自己責任を説く連中は「勝つためには嘘をつくのは当然で、法の網の目をくぐったやつが勝利者。うまくいかないのは自分のせいじゃなくて既得権益者や、建前ばかりの『正義』の仮面をかぶって美味しい思いをしているやつらのせい。」だと言ってきた。そういう空気は、人の心を荒々しく卑しくする。そして山上容疑者のような境遇に置かれたものを絶望の淵、自暴自棄の心理に追いやる。
④ もしも、仮に山上容疑者が、自分自身はもとより、同じような境遇に置かれた人間が人らしく生きる道をあきらめさせられていることについて「統一教会を解散させよう。被害者を救済しよう。そのためにもそれを利用している政治を変えよう!」などと考えて、仲間を増やし広く社会に訴えて「全国霊感商法対策弁護士連絡会」などと協力する道を選んでいたら、彼がこんな愚行におよばなくても済んだかもしれない。
しかし、国会を見よ!
森友・加計・桜問題に代表される問題で、あれだけ証拠を突きつけ理詰めに悪政、愚政治を批判されてもカエルの面にションベン、馬事東風、であるばかりでなく、嘘に嘘を重ね、ウソがばれても恥もしなければ謝罪もしない、証拠隠滅と口封じ、自分を取り締まる検察人事や裁判所人事にも影響を与えるような権力では、「話しても無駄だ!」という気持ちに、多くの人々が、なるのは無理もない。
実際、今次の参院選の全国比例代表制の投票率は戦後二番目に低い48.80%!!投票なんかしたって何が変わる? まして「野党の意見は聞かない」と政権側から言われているような野党に投票したって何になる?! どうせなら、何かやったと言えるお祭り騒ぎに参加して、俺らの力で「やった!」と楽しもうぜ。・・こういう人たちの気持ちを察知するのに敏感な橋下某などはすぐに、候補者の質や主張などどうでもいい、とにかく当選したってことがすごいと、無内容に褒めて、早速、彼らに秋波を送るのに余念がない。
声を上げることの無力感は国民の間に、長年の間に滓となって重く厚く沈んでいる。ことに、革新自治体の誕生(’70年前後)を経験したことのない若い世代にはそれが強いだろう。山上容疑者は41歳だ。
5・15事件で海軍の皇道派将校に襲撃された総理大臣犬養毅は、襲撃者たちに言った。「話せばわかる。」と。しかし、彼らは「問答無用」と言下に凶弾を発射した。
もはやこの連中(政治家や官僚や財閥指導者たち)に話は通じないのだという強い不信感が彼ら青年将校にはあった。
話しても耳を傾けてもらえないという強い不信感は、容易に暴力に転じる。
⑤ もしも、仮に、安倍晋三氏が2006年5月13日にマリンメッセ福岡で開かれたUPFの「祖国郷土還元日本大会」に対し、「内閣官房長官」の肩書きで祝電を送ったことについて「〈本来、貴殿は、内閣官房長官として、統一教会のこうした反社会的な活動に対し、善良な市民を守るために適切な施策を講じる責任を負っているはずです。そうした役割を期待されている貴殿が、今回の行動により、逆に統一教会の反社会的な活動にお墨付きを与え、これを援助、助長していることについては、法律上も多大な問題を有すると指摘せざるを得ません〉〈当連絡会は、貴殿に対し、反社会的な活動を行っている統一教会とのこれまでの関係をきちんと明らかにし、今後は統一教会との関係を絶つよう求めます〉」という「全国霊感商法対策弁護士連絡会」の質問状に誠実に向き合っていたら、山上容疑者がこうした不幸な行為に及ばないで済んでいたかもしれない。
この安倍氏がその先頭に立ってやってきた政治=①+②+③+④+⑤が醸成したモノ、そこから生み出される恨みの心理のベクトルが合成された矢印の先に安倍氏自身がいたということが言えなくもない。
山上容疑者の「私怨」が今度の事件の原因だと盛んに言われる。確かに形式上はそうとも言えよう。しかし、私怨はある人の心の中に社会のありとあらゆるベクトルが突き刺さってそれが合成をして形成されるものだ。
わたしは、①+②+③+④+⑤=安倍氏射殺などと短絡するつもりはない。ただこうした視角からこの事件を考えなくてはいけないのではないかと言うだけの事だ。
「私怨」で片づけてはならない、そうしないと、さらにまた次の「私怨」を生んでしまう。
まして①~⑤のようなことを主導してきた安倍氏を内外の誰もが優れた政治家として評価しているなどと美化して、悪政・悪行を免罪して国葬などをすれば、その不条理に憤る国民の大きな反発を受けることになるでしょう。
- 2022/07/17(日) 00:00:03|
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