手作り市で「ウッド・バーニング」の製品を販売している方です。
時々、体験ができるような機会を設けていることもあります。
私がこの人に注目したのは、このところのような炎天下の手作り市会場で、埃をおさえ、暑さを凌ぐために、ご自身のテントを遠く離れたところまで水撒きをしている姿を見たからです。

そして毎年暮れになれば、・・・この日はあまりの暑さで散髪もし、髭も剃って、涼しくしていますが・・・・・豊かにたくわえた白いひげを活用してサンタクロースのコスチュームで会場を楽しくさせています。
水撒きにしても、サンタの格好にしても、別に、この手作り市の主催者やスタッフだからと言ってやってきたわけではないのです。

時々すてきな奥さんがご一緒なんですが、奥さんは奥さんで洋裁をされていますから、こんな暑い日は「頑張って来てね。」と送り出してくれるんだそうです。

20歳の頃からずっと献血をしてきて、・・・・途中病気を得て献血できない時期があったそうですが、それが癒えるとまた定期的に献血を続けてきたんだそうです。

ところが70歳になると献血は卒業しなくてはなりません。
それでも何か役に立てることはないかと、献血会場に来られた方に、このウッドバーニングで絵を描いた小さな板のついたストラップなどをプレゼントすることを申し出たのだそうです。
京都駅付近の献血会場で、それを続けてこられて、今は、献血センターの方からの要請で、もう一つの会場にもいかれているのだそうで・・・・

本当のボランティア精神の旺盛な方です。
「大変でしょ?!ご苦労様です。」とよく言われるのだそうですが、「いや、楽しくてしようがないんだよ。」と言います。
そうなんですよね。人の役に立つことをするのは尊いと言ってもそれを企業や学校に強いられたり、評価のためにやっていたりするのでは続くものではありません。
人を楽しませたり喜ばせたりするのが楽しい。人の役にたったらうれしいと思える顔、それがこの顔でしょうね。
- 2022/07/03(日) 00:00:08|
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