
ずっと以前ある集まりに参加した際に、その回の呼びかけ人の方が冒頭にこう話されました。
「皆さん今日は美味しいワインを飲んで楽しくおしゃべりをしましょう。 それでひとつお約束事なんですが、この場では宗教と政治の話はしないということで、一つよろしくお願いいたします。」
(この関西で、阪神タイガースを批判することは許されても)政治の話はしてはいけないというのです。
居酒屋でお客同士が口喧嘩から激しいバトルになる話題にはどんなことがあるんでしょうね。実際のところ。

イギリスのパブでは政治のこと、労働組合のこと、年金のことなどなど話題が広がるようですし、フランスでは主体的で自律的な政治的見解をもたない人はリスペクトされないし一人前とは認められないとも聞きます。
公園でも政治的な意見表明をする人が自分で台を持ってきて、その上に立って「今の政府のやり方は・・・。」なんて話し始めると、三々五々人が集まり、取り巻き始めて、今度は「おい、俺にも言わせろよ。」と。そういう文化があるようです。
お互いに異なった政治的意見を言い合うことで「バカ野郎、お前なんかと二度と口を利くものか。」なんてことにはならないのですね。
ですが、この日本では・・・・。

国政選挙があるというのに発言は政党(候補者)とその近い支援者だけ。
国中で喧々囂々と日本の進路、政府や野党の政策に対する評価に対話の輪ができるなんてことは、ほとんどありません。

ここでこういうことをしていると外国人がよくのぞき込んで、しかもここにある話題について質問したり自分の考えを言ったりし対話が成立するんだそうです。
でも日本の人は「あれ?なんだろうな。」と興味を示しても、政治的な話題を見つけると、たちまち退散していくと。

本当に政治的に未成熟な国(民)なんですね。 京都にあってさえですからね。
それでいろいろな切り口を作って「一緒に考えませんか?」と呼びかけているわけです。
60年代に政治に目覚めた私にとっては、「ふ~ん、そういうアプローチもあるか。」とこういう企画をする人たちに対して大いに感心します。 政治に向かう感性が柔軟なんですね。

だって平和でなければ絵なんか書いていられませんもんね。 自由と民主主義を守り発展させなければ、自由な表現を奪われてしまいますよね。
こういう自由や楽しいことを大切にしましょ。 それには・・・・、というんでしょうかね。
共感できます。

私がうろうろしていましたら、先日誘われて楽しく一杯やったご夫婦の姿を見つけました。

おもしろい絵を描く方ですね。
色彩感覚も、さすがに芸術系の大学で学んでいるだけの事はあります。

岸田政権(自公政権)に不満があるから維新を選ぶなどというのは、地獄への特急券を買うようなモノなのに、事実をもとに合理的判断をすることに弱い多くの日本人の特性が現れています。
手元にある維新のある予定候補者のビラには、大阪の吉村知事(維新)が他に先駆けてコロナ禍からの「出口」を初めて示したなどと書いていますが、10万人当たりもっとも多い死者を出し保健所との連絡もつかずに自宅療養を強いられて亡くなられた方、感染者数の集計すらできない行政無能力をさらしたのが維新大阪府市政だったのにです。
そして維新は今や自民党を越えて軍拡に熱心です。「原子力潜水艦をもて!」と政府を焚きつけている維新の松井氏ですが、源泉を持つということは日本の領土・領海を遠く離れたばしょで戦争をするという事です。「専守防衛」さえ蹴散らす維新です。

勇ましい口ぶりや
さて、
消費税を下げろ!!の声を上げましょう!!
景気は少しも良くならないし、実質賃金は停滞から後退なのに、物価だけ上る。
みなさん、物価が上がればその上った価格に対してかかる消費税は増えるんです。ですから消費税税収は増えているわけですから、政府はこれを黙って見ていたいわけです。そうすれば軍拡費が潤うし。
物価が上がった、そしてその分消費税も事実上上る。
だって1万円のモノが1万2千円に上ったら消費税は1000円から1200円位上るでしょ?! それにしても1万円の物を買ったら1000円も税負担をしないといけないなんて、そのこと自体が異常です。
こういう声が高まると公明党の幹部などは「消費税を下げられるものなら下げたいが・・・。」などと言って下げられない口実を探すのです。
維新などは、消費税は福祉財源より他に使えないことになっているなどとありもしないことを平気で言いますしね。
消費税を下げられない理由、その一。
消費税は福祉財源だから、消費税を下げれば福祉が切り下げられる。それはとてもできない相談です。
これは二つの意味で嘘ですね。
一つは、消費税の増収分は大企業富裕層の所得税減税に引き当てられてきたという事実。
消費税が増やされても生活保護が充実したわけでもなければ、相対的貧困損が減ったわけでもなく、むしろ増えています。
その代わり?軍事費だけは大盤振る舞いで年々増加しています。
つまり消費税が増やされても福祉はどんどん切り詰められてきたし、消費税が福祉財
源ではなくて他にも当てられてきたのです。
二つには、同じように考えれば、福祉のために福祉以外の例えば大企業・富裕層優遇施策
の費用を削ったり、すでに終わりましたがオリンピックや万博、IR導入などに使われ
る無駄な金を福祉に回したりすればいい。軍事費もアメリカ言いなりに武器を買う必
要はないのだし、米軍への「思いやり予算」の削りましょう。
消費税を減らせば税収が減って政策の選択幅が狭まるなどという人もいますが、そ
もそもその税源は消費税だけではないはずです。
そういう人たちや自民、公明、維新、国民などの政党は庶民から税を撮ることには熱
心なのに大企業や富裕層の懐には実に優しく、その懐に手を付けるなどとは思いもよ
らない人たちなのです。
大企業の(溜め過ぎで国民生活に生かされていない)内部留保に数%の課税をする。株取引利益などの金融利得・資産に相応の課税をする。所得税について高度累進課税制度を復活するなどをすれば、悠におつりが来るというものです。
消費税を下げられない理由として、「面白い」ことを言う人たちがいます。
「消費税が下がることが分かれば人々は買い控えをするので消費需要が減って景気が悪くなる。ただでさえ景気が悪いのに、それでは劇薬となるので、・・・下げたいのはやまやまだが(などと言って顔を曇らせるような演技もしながら)・・・できないのだ。」と。
消費税を下げれば、なるほど国民は負担が減って喜ぶだろうが、我々政治家や経済学者や訳の分かったコメンテーターは、愚かな庶民とは違って大所高所に立つから、却って国民の首を絞めることになるような「消費税減税」に反対するのだ、という訳です。
さすがに専門家や頭のいい人は私などの気づかないことに気付いて立派なことを言うと感心したいところですが、・・・。
COVIDO-19の感染予防対策として、人々の不要不急の外出を抑制したり、県境を越えた移動は控えましょうなどといってきたりしたために観光需要が激減しました。それでようやく感染状況も一息つけるようになった・・・・と見るやいなや、それ行けやれ行け観光に!! Go toだ、ポイントだ、クーポンだ、割引だと。
それでなくとも、そろそろ旅行に行きたいねという大きな潜在需要が国民の中に広くあり、しかし、その一方で、急激に人々の移動が増えればまたもや感染拡大が懸念されるから、いい塩梅の観光需要増加が望まれるのに、一気にアクセルを踏みたがる。そのための知恵や金はいくらでも湧いてくる。
ところが、消費税減税前の買い控えに対して、それを底上げする知恵や金を沸かすような心づもりは全然ないのです。
消費税が上がるよという時にはそれまでに需要が急増し、上ると一気に消費が冷える。これで消費が冷えて具合が悪いから消費税増税はやめよう!というのではなくて、税率アップ前から事後の価格上昇を織り込んだらいいじゃないかとか、事後の消費冷え対策を積極に打つから大丈夫だなどと言って消費税増税をやるための知恵はいくらでも出てくる。
要するに「消費税を下げると、景気が後退するからそれはできない」というのは消費税を下げたくはないと、ただそれだけの事なのです。景気が、とか国民の暮らしが却って・・というのは「賢い」彼らの愚かな後付けの知恵です。
今、物価上昇で、その物価上昇の負担もさることながら、消費税負担も増えている。二重の生活苦なのです。
だったら物価上昇分の消費税減税を、というくらいの事は、言ってもバチは当たらない。それを言ったからと言って問題の真の解決にはまるで手が着いてはいないけれど。
という訳で、消費税は緊急に即刻、5%に引き下げることが求められます。そしてそれは全く実現可能です。そのことで景気の底上げも図れます。
参院選では消費税減税を主張する政党を応援しましょう。
【じゃあ、お前は何故、消費税全廃を言わないのかと言う人もいるでしょうね。それはまたいつか。】
- 2022/06/28(火) 00:00:30|
- 楽しいね
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