京都グラフィエでは主催者が招待した国際的な写真家に加えて、審査に通った写真家たちのKG+があります。
このKG+は様々な施設が会場になります。ホテルのロビーだったり町屋だったり。
そしてこの日訪ねたのは曼荼羅茶という「喫茶店」です。
「喫茶店」というと誤解を与えそうですが、コーヒーやサンドイッチを提供する店ではなくて、煎茶、玉露などを楽しめ、また購入できるお店です。
店主はフランス人でニコラウ アレクサンダーという人。
日本や中国の茶葉生産地を自ら訪れて、単に美味しいとか優れた生産管理をしているとかだけではなくて背景に「物語」のある茶葉を選んで「MANDARACHA」の商標で販売しているのです。

私はこのお店を探し探ししてそこに展示されている写真を見に行ったのです。が、お店の方により興味を感じてしまいました。
ある意味作戦通りだったのかな。
私は静岡県出身で長い間川根の新茶を愛飲していました。 そして中国に行った時に現地で買った鉄観音茶が従来私が愛飲していた緑茶と違って三煎、四煎でこそより深い味わいを楽しめることに驚いたことを思い出しました。無論、日本のお茶とは味の違いもあって中国のお茶文化の多様性や深さを想像させられました。
アレクサンダー氏はそうした緑茶を故国の人々にも伝えたいという思いをもって商っているという訳です。
店内は日本文化を意識したしつらえがしてあります。まあ、しかし、そこはやはりまだ外国の人の理解かなと思う面がないでもありませんが・・・そしてそれは仕方のないことですが・・・・彼が日本を理解し共感しようとしている心持はとてもよく伝わりました。
私が店内をきょろきょろしているときに「水出しのお茶です。どうぞ。」と勧められたお茶はとても爽やかで、しかも長く甘さが舌にのこる美味しいお茶でした。

お店は宮川町に近いところにあります。曼荼羅茶という命名もアレクサンダー氏によるものだそうでこれまた日本文化に対する造詣の現れのようですね。
NIKON D850はよくできたカメラです。が使用感をよくするための工夫が裏目に出ている面もあるように思います。
フォーカスをマニュアルでするのかオートにするかを切り替える小さなレバーが前面あります。そしてオートフォーカスのフォーカスポイントをロックするレバーが背面にあります。これを切り替えるときに触れると節度のある動きを見せて気持ちがいいです。が輸部がかかりやすいデザインであることでリュックからの出し入れの際に意図せずに切り替わってしまうという難点にもなっています。
この時も二重に切り替わってしまっていて、困惑しました。 今までのカメラでは経験がなかったからです。
- 2022/05/06(金) 00:00:01|
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