実はもうすでに旧聞に属するのですが。
3月17日~29日まで河原町通りにある「ギャラリー古都」で「ことの次第」と銘打った写真展が行われました。
作者は映画監督でもありイベントプロデューサーでもあるPatrice Boiteau (パトリス・ボワトー)氏。

DMの記事によると「2021ブダペスト国際写真賞「人」部門で銀賞などの受賞歴のある人です。
これまでもこの同じギャラリーで幾度も「人物」の写真展をされてきています。

日本に来て、すでに33年というフランス人。無論、日本語は堪能です。
ここに来ていた中年の日本人女性が・・・フランス語が流ちょうな方なんですが・・・・私に向かって「あなたも写真家ですか?」というので、私は「『家』ではないですが・・・写真を楽しんでいます。」と答えますと、パトリス氏がすぐさま「それじゃあ私と同じだ。」と。
私も人を撮っているとお話しすると・・・・今回は樹木や積藁や廃墟などが捉えられていて、全く人物の陰がないのですが・・・これまでの人物を撮った写真のポートフォリオを3冊ほど手渡してくれてじっくりと見せてもらえました。
世界中の人々が捉えられていました。日本人の若い女性を撮った写真だけが妙に明るくて存在感が薄くて妙な感じでした。まさに日本の若い女性をとらえているということかもしれません。
私が「パトリス、あなたを撮りたい。」と言いますと、「じゃあ、どうしたらいい?」と言います。それで、誰かお客さんと話しているのがいいと答えました。「奥に友人がいるから呼んで来よう。」と連れ出されてきたのが、同じように人物を撮っている写真家のヤン・ベッカー氏、フランス語系のスイス人でした。
ヤン氏は4月14日から4月26日まで、この同じギャラリー古都で『大阪物語』と題して写真展をするそうです。
大阪のディープな世界を歩いているそうです。
「まだ撮っている。これからも撮るよ。」だそうです。 この人は日本に来て10年と少し。

フランス人と、フランス語系スイス人との間で「フランス語と言ってもかなり違う点があるよね。」と熱心に話していました・・・と、思います。何しろ会話はフランス語ですから、さっぱりわかりませんでしたが。


( 京都グラフィーもKG+になると玉石混交です。
ヤン・ベッカー氏の写真展はKG+に参加していませんがとても印象的な写真展でした。 )
- 2022/04/24(日) 00:00:03|
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