ここは青年大街という幹線道路と文化路という幹線道路の交差点当たりです。ここにはカルフールという大きなスーパーがあるので時々買い物に出かけます。普段の野菜などは近くのスーパーで買いますが、ここに行くとかなりの品がそろいます。右手に派手な赤い看板が見えますが、あれがカルフールです。「C」と見えるのは地下鉄の出口を示しています。

この交差点付近に「瀋陽工業展覧館」があって今周囲を改装中です。実に雑然とした工事現場です。
たくさんの高層ビル、近代的な建造物があって、そのすさまじい勢いを感じますが、施工精度の低さがあちこちに露呈しています。外資系企業の綺麗なビルでも外壁に張られた大理石にいたがあちこちではがれ、道路の縁石はゆがんでいますし、歩道は作る端から壊れています。途上国にとってフローの大きさも大切ですがストック大きくすることにもっと意を用いないと貧しさからの脱出はより困難になると思います。施工労働者の技術と意識の変革も必要でしょうし、工事責任者や行政の資質の変革も必要でしょうから、課題は山積というところでしょう。

歩道上では物を売る人がたくさんいます。カメラを構えていると物売りのおばさんに声をかけられました。私は日本人で中国語は、理解できないというとそれはわかってくれるのですが、その日本人に興味を持って、なおいっそう話しかけてくれるので困ってしまいます。
路上でも何でも隙間があればそこに店が出ます。郊外では誰かが入りこんで畠にしてしまいます。

その勢いは凄いです。車道があって歩道があるのですが、その歩道に駐車スペーが作られているので自動車がどんどん歩道に乗り上げ、歩道を走ります。しかも「徐行」を知りません。歩行者は全方位に警戒アンテナを立てねばなりません。ところが現地の歩行者は・・・・?です。

右手前のおばさんは楽器や土産物のおもちゃを売っているようです。車は右側を通行します。そして交差点では信号に関わりなく右折が許されていますから、歩行者は「青信号」だからと言って油断はできません。赤のはずの道路から「右折車」が警笛を鳴らして走り込んできます。中国初心者の私はおろおろします。でも走って道路を渡る人は誰もいません。
いたらそれは日本人じゃないでしょうか。

この景色の下でアジア的近代化が渦巻いています。
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- 2012/05/01(火) 15:06:52|
- 瀋陽
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久しく来ていないのに気が付き、ようやくたどり着けました。
また来ますね。迷子にならないように、無断でリンク貼らせてもらいました。よろしくお願いします。
- 2012/05/01(火) 20:36:57 |
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