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素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと  by 蒼樹   「こじまゆういち 展」

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 小島祐一という画家は、私がとても気に入っている期待の画家です。
 初めて氏の絵に接したのは10年ほども前になるんでしょうか。

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 当時の彼の絵はここに紹介しているような絵とはまるで違う風景画でした。風景画でなければ自画像。何点も何点もの自画像でした。
 私は貧乏人ですし、作家の描くモノや造るものを購入することは稀なことです。
 その私が、小なりとは言え彼の絵を二点購入しています。

 一点は寂しい農村の風景の中に腰をかがめた農婦が描き込まれたもので、陰鬱とさえいえる暗い絵です。しかし、その暗さの中に書き込まれた農婦に対する暖かい思いが伝わる絵です。

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 画家としての精神をどこまでも自己に求める自画像の連作は、毎回胸を打ちます。

 そんな彼の絵を見て、私はこの人は本当に真摯に画家になろうとしている人だと思いました。 その絵は明らかに優れていて感動的でしたが、しかし、同時に私は、しばらくの間、彼の絵は・・・残念ながら・・・売れないだろうとも思いました。
 それでその絵が気に入ったという理由と、彼を少しばかり援助したいという思いで購入したのでした。


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 今、彼は、そういう絵とは異なる、写真に紹介しているような明るさのある心温まる絵も描いています。
 厳しい生活の中で子供を育てることによって彼の中に育まれた新しい世界です。「子供に育てられたね。」と私は彼に言います。
 この一連の絵に属する絵を一点求めました。


 次の絵は今回の展覧会中最も大きな絵です。   嵯峨野を描いた絵です。  彼の本領が発揮された絵です。

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 京都高島屋6階の美術画廊で2月16日から22日(火)までの展覧会ですが、高島屋の記事では「なかでも長男を授かった以降の母子、兄と弟をモチーフとした作品は、観る者の共感を呼び、孤高の画家として評価と存在感を一気に高めました。」と紹介されています。
 多分この連作は売れるでしょうし、売れています。  彼の生活が一息つけるのはファンとしてはうれしいことです。

 下の写真右側の母子像、そして二枚上のロダンのバラと題した青い色の作品は、ピカソの青青の時代に通じる精神性を感じます。


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 優れたデッサン力とボリュウムの把握力はイタリアで鍛えられたものでしょうか。
 

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 彼の作品展には何度も足を運び、そして長い時間 対話をしました。
 哲学的に思索を深める彼は、謙虚で内省的です。
 私は何度となく写真を撮らせてくれるようにお願いしましたがその都度、固辞されました。
 
 それが今回は、私の図々しさにしつこさ負けてかどうか、「仕方ありませんね」といった感じでついに年貢を納めてくれました。
 その記念すべき写真がこれです。  多分彼の伝記を書こうとする人は彼の写真に困るでしょうから、私に声をかけざるを得ないでしょう(笑い)

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 毎度のことながらこうした展示会場では、絵に照明が当てられていて、周囲は灯りが暗く落とされています。
 ですから作家さんと作品を両立させて撮るのは難事です。  

 マスクを取ってもらえばよかったのですがデパートのスタッフが張り付いていますので・・・・。

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 会場での小島氏の紹介文では「こじまゆういち 先生」と記述されています。まあデパートの慣例なのでしょうし、絵を高く売るための方便でもあるんでしょうが、その小島「先生」が私のことを「先生、先生」というのには閉口します。
 彼は彼の作品を褒めたり彼自身を褒めると無意識的にずりずりと後ろに下がってしまいますので、椅子に掛けてもらいました。

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 今回の展示の絵の選択は百貨店のキュレーターの手になるものだそうです。さもありなん。
 
 彼の画家人生のプロローグはようやく本編に入ってきています。
 
 彼の本領の方の絵でも次第に買い手が付くようになるでしょう。そうなれば彼の真価はより一層正当に評価されることでしょう。
 おおいに楽しみにしています。

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 京都にお住まいの方、あるいは京都の近くにお住まいの方。ついでがありましたら是非、京都高島屋(四条河原町角)の6階、美術画廊にお出かけください。
 いい絵をご覧になれますよ。 そして素敵な人物にお会いになれますよ。

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  1. 2022/02/17(木) 00:00:00|
  2. 絵画
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Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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