寒い冬の日に外で楽器練習をするのはなかなか大変でしょう。
写真では西からの陽射しがありますが、空気は冷たいのです。
指先が凍えて自由にならなくなるのでは・・・・。

ちゃんと指先だけ出る手袋をしていましたね。
それでも弦をおさえる指先はいつもと同じ感覚ではないでしょうね。
周囲の芝はすっかり枯れ色です。 そんな冬枯れとギター引きという状景です。

しばらく聞かせていただいて、「うまいなあ。」と感じましたので、「写真を撮らせていただけませんか?」とお願いするのに、話しかけるきっかけも言葉「フラメンコですよね。」の「フラメンコ」という言葉が出てこないのです。
「え~、う~、ほらスペインの あの激しいダンスの時に、ほら、あの指さばき、足のステップ・・・・聞いたことも見たこともあるじゃないか、あれだよあれ、あれを・・・・というじゃないか?!」と頭の中で。

最近の物忘れは大変なもので、実に困ったものなんです。 社会契約論者のホッブスやロックを思い出せないのですから。
最近の女優さんで思い出せるのは綾瀬悠さんと新垣結衣さんだけです・・・・というとちょっと極端ですが。
フラメンコがねぇ。

師と仰ぐ方の「音」を聞いて「あんな音が出せたらいいなあ。」と思ったのがきっかけでフラメンコを始めたんだそうです。
確かに一流の奏者のフラメンコを聞くと体の奥から情熱、エネルギーを引き出されるようなすごい感動がありますよね。
その始めたのがおよそ10年前だそうで、こうかな、そ入れとも・・・と模索探求してくるうちに10年…だったそうです。

10年かぁ。 私もこうして人物の写真を撮って11年。 何か成長したかなあ。
この人の演奏を聴いて「プロなんでしょ?!」という方も少なくないようですし、私もそう思いました。
この人の10年はだてじゃなかったってことだと思います。 それに引き換え・・・・。
- 2022/02/07(月) 00:00:01|
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