大変申し訳ない話なのですが、カメラ・テスト+継続的な修練を兼ねています。
そして、何より仏師・高橋さんの写真と並べて展示できる写真を撮りたいということが本音です。
今年の京都ファインダー倶楽部の写真展に出したい写真です。
ご協力をいただきました。
うれしいですねぇ。
こういう場所でいい写真が撮れるかどうか難し所ですが。

じゃあ、どうして撮るんだと言われると、「それはね。」と多少動揺しながら言い訳をしなくてはいけません。
「それはね。いい写真は偶然にしか撮れないから。」というしかないのです。
その偶然は単線の時間軸の上で、別の条件と突然ばったりと遭遇して・・・というだけの「偶然」じゃなくて多元多次方程式の解を求めるようなものです。その「多」がどれくらい数えられるかというところは究明しなくてはいけませんね。

「偶然」なんだからカメラを三脚に据え付けて機械仕掛けでシャッターボタンを押し続ければいいかというと・・・・いいのかもしれませんが・・・・そう言う訳ではないのではないのかもしれないというところが、頼みの綱です。

で、こうして撮らせていただくときには、一応、自分としては、主観としては、「何か意識して」撮ろうと思う訳です。
それがなかなか大したことではないので結局、何ら変わらないのです。それでも「偶然」の「棒」に出くわすかもしれないのです。
無論、棒は被写体になってくださる方の事ではなくて、「いい写真」の事なんですが。

こういう事ですから「作家だ」「プロだ」というレベルからは相当遠いところにいるんだなあと思います、私は。

こういう職人の指を持つ人を撮り続けたいですね。
- 2022/01/17(月) 00:00:04|
- 工芸
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