今日は写真展の3日目です。
(様々な人が…決して多くの人ではないですが・・・訪れてくれます。 今回の特徴は、そのお一人お一人とのお話が長いのです。 お知らせ用のハガキをいろいろなギャラリーに置かせてもらうのが通例ですが、私はそれをしていません。ですので多数の方のご来場を期待することはできないのですが、あまり退屈する時間は長くありません。それに誰も来られない時間には、久しぶりに読む本がありますから、これはまたこれで楽しいものです。)
そしてブログは「ブログ上の写真展」です。
どんな写真を出したか、お目にかけます。

ショパンコンクールで本戦に出場したピアニストたちが、その場で使用するピアノをスタインウェィ、ヤマハ、カワイ、ファツオリから選びます。勝ちあがっていくと演奏する曲が変わりますし、ファイナルでは協奏曲を弾きます。そうなるとそれぞれの曲や演奏法によってそれぞれに異なるピアノの特性を選び直す演奏者が出てきます。
それぞれのピアノには調律師がかかりきりで、演奏者に対する支援的調整もします。
そう言う支援があっても、又ある程度個人的なつながりがあっても、演奏者は演奏のベストを求めてピアノの選択をします。若いピアニストの精神力は強いなあと思います。
私の写真展にはそう言う強さはありません。

が、私にも多少の自負心がありますし自尊心もありますから葛藤はあります。
個展に臨むたびに私自身が見えて来て、ときどき、もういやんなっちゃう のです。が、またこれが終わってみると案外に収穫になるのです。
ですので、個展などということは私のようなものにとってはそもそも過ぎたことなのですが、とにかく10回まではやろうと思っています。

今度の個展では45枚ほどの写真を出しますから、多い のです。
その多さが言いたいことの一つなので、そうしたのです。

一個一個(一枚一枚)が独立したものですが、それをたくさん並べて会場を作るというのは、また別の問題意識を持たねばならないのだということは、画家さんたちの個展などからも、また自身のこれまでの経験からも分かるのですが、これもまた難しいことです。
皆さんとても良い会場を作っています。
難しいことは難しいのですが、また一方、なかなか楽しい課題なのです。
で、いろいろ考えるのですが、結局のところ、ただ張り付けるだけの会場になります。 泰山も鳴動しませんでしたが、ネズミもまた出ませんでした。
(会場に来られた方の何人かが、この写真の並べ方についても肯定的に評価してくれたことはうれしいことの一つです。)

結局、覚悟(金)が足りないのだと、つくづく思います。
清水寺での時はプリント代だけで30万弱かかりましたが、そんなことを繰り返せる身分じゃないですからね。
今度の会場に「活動支援カンパ箱」を置こうかと一時、真顔で考えました(苦笑)
でも若い音楽家たちも画家たちも、そういうことを歯を食いしばってやっているんですよね。
- 2021/11/25(木) 00:00:05|
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