この機会に撮り始めたころの写真を掘り起こして見ています。
最近に比べて多様性があり、楽しさなあることに気付きます。 今は「惰性」になっているようです。 動きも鈍いのでしょうね。
この方は京都で老舗珈琲店で長年その味を守ってきた方として、その世界では名の知れた方です。
退職後にご自身の腕と知名度を生かしてある障害者を雇用している喫茶店でコーヒーを淹れられていました。
わずかに姿勢を支える手指に焦点を当てて撮りました。 が、・・・ですね。
厨房領域には入れないので背後の消火器などの赤色を消すこともできていませんし、そもそも焦点が曖昧です。
露光量も足りませんね。
でも目や口元にいかないで、手指に注視したことは良かったかなと思います。 年輪がと緊張・集中が出ますしね。

当時はリタイア画の生活に新鮮な感動があり、旧職に縛られていた頃には見聞きできなかったのものを見て、聞いて心を動かしていたなのだと思います。
今は慣れ過ぎたかなあ。
この方は下半身が不自由で車スイス生活をされているのですが、奥さんと力を合わせて珈琲ショップの開店を間近に控えておられました。
コーヒーのドリップポットの金属的な光沢を撮って何か希望のようなものが出ないかと狙った覚えがあります。
お湯をどのくらい注いだ時点を撮るのがいいか。やはりコーヒー豆の粉が膨らんで盛り上がってきたところだろうなあと。
顔の表情も逃せませんね。
手前の白い影はお客さんの背中です。 お客さんのために入れている珈琲という物語。
そう受け取ってもらえるかどうかは別として撮っている本人はそう思っているのです。そこが・・・・。

こんな報道がありました。
「 毎日新聞と社会調査研究センターが13日に実施した全国世論調査で、立憲民主党と共産党との選挙協力についても聞いた。先の衆院選で選挙協力したが、来年の参院選でも続けるべきかとの問いでは、「続けるべきではない」が43%で、「続けるべきだ」の19%を大幅に上回った。「どちらとも言えない」は22%、「関心がない」は16%だった。立憲支持層では「続けるべきだ」が39%で、「続けるべきではない」の34%を少し上回った。共産支持層では「続けるべきだ」が6割強で、「続けるべきではない」の1割弱を大きく上回った。一方で、無党派層では「続けるべきではない」が最も多かった。」
これから何を読み取ろうとするのでしょうか。結局、「立憲と共産の選挙協力が国民的支持を得ていない。∴止めた方がいい。」という事でしょうか。
しかし、果たしてこの調査には意味があるのでしょうか。
調査しました。数字が出ました。=科学的な現状認識?!
そもそも何ゆえに立憲と共産の選挙協力について、これが成功したら大いに困ることになり猛烈に反対している自公勢力や維新や国民を支持する人たちに、どう思いますか?と訊くのでしょう。そのことにどんな意味があるんでしょうか。
国民の45%は投票にさえいかないのです。その45%が積極的に「立憲は共産と今後も選挙協力すべきだと思う。」という答えをしますか?
実際「どちらとも言えない」「関心がない」が合わせて38%あります。
続けるべきだと答えた人が、全体のわずかに19%でしかないという『印象操作」でしかないのです。
投票したような人の考えとしては・・だから・・・約30%の人が「選挙協力を続けるべきだ」と言っているのです。
10月18日のNHKの世論調査では立憲の支持率が6.6% 共産が2.8%で合わせても9.4%しかないのです。ご存知のように立憲支持者の中でも立憲党内でもこの問題について意見が分かれているのですが、選挙協力を続けるべきだという人が19%いたのです。ということは当事者の一回りも多い人たち=無党派層がこれからも選挙協力を続けた方がいいと言っているのです。
来季の阪神がアメリカ大リーグニューヨークヤンキースの1番から5番までのプレーヤーを引き抜いてくることについて「あなたは賛成ですか反対ですか?」と無差別に10000人の人に聞きましたという調査をしたとしましょう。阪神の球団責任者は、その球団の方針を、その調査の結果として出てきた数字に基づいて方針を決定しよう、などと言いますか。あまりにばかげているじゃありませんか。 巨人ファンなどのセリーグ球団を応援する人の圧倒的多数は反対でしょうし、パリーグ球団のファンや、そもそもプロ野球に無関心な人は「どちらともいえない」とか「関心がない」というでしょうから、全体の中の賛成の比率は大きくはなりません。
阪神フャンにしたって、外国人で補強するのはいいが、1番から5番までとるなんてやり過ぎだ。それだけ金をかけても同じ試合に全員が出られるわけじゃない。生え抜きの選手が活躍の場を失って、やる気をなくして戦力が落ちるから反対だというかもしれません。
調査というのは設問がどういう意味があり、又ないのかの吟味無くしては利用できません。
毎日新聞はこうした統計のイロハを知っているはずですが、それを知っていてこういう記事を書いているのか、知らないでそうしているのか。どちらにしても毎日新聞の見識が問われることになるでしょう。
〔 同趣旨の事を ·毛ば部とる子さんがユーチュ―ブで発信しています。 ]
- 2021/11/16(火) 00:00:03|
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