ミュージシャンや職人さんたちを撮る写真は面白いです。
それと同時にこうした「一対一…二でも三でもいいんですが。」で撮る写真もまた実に面白いのです。

初めましてで撮る写真の多くは、今そこで何かしているままに撮ることが多いので、ポーズを求めませんし、場所を変えません。
ですから光の条件も変化しません。 そう言う条件の中で、あれやこれやを考えて、撮ります。
一対一の場合、まず場所選びから始まります。 午前中から午後までと、贅沢なお願いをすることが多いので…最近なら午後2時半にはもう光が黄色くなって西にはっきりと傾いた光になりますから、そうなったらあそこで撮ろう、こういう具合に撮ろうなどと、変化を浸かられます。

それで今日一日お願いしますという「一粒」が二度も三度も四度も・・・美味しいということになります。
そのためにちょっと「歩くのは大丈夫ですか?」と確かめねばなりませんが。
「水分補給をしましょう。」ということになります。

そしてそういうやり取りの中で打ち解けられますし、相互理解も進みます。
ただ私は、あまりその人のプライバシーについて知ろうとしません。私は口が軽いのでこういうところに自慢げに書いてしまうかもしれないですから。

「あなたを撮るのにこういう場所、雰囲気がマッチするんじゃないかと思って・・・・・。」と言って撮った場所を喜んでもらえると嬉しくなります。
勿論、逆にこの場所でこういう空気感の中で誰かを撮りたいと思っていて、撮らせてもらえることになった人を連れていくこともあるんですが。

モデルは、役者のようなモノでもありますから、その場で「場になじんで」演じられる人の場合は、私の乏しいイメージの中でいろいろ試したくなりますね。
そうなるとその人「で」撮るという意味合いが濃厚な写真になります。

- 2021/11/07(日) 00:00:14|
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