
私の頭は目下のところ「ストリート《駅》ピアノ と 鴨川で 音楽」に傾いていますから、まあ、何を見てもそこに関係させてしまう訳で。
これまで取ってきた写真の大半は「演奏しているところ」をとったモノ。
う~ん、何か足りないなあ。
本当は聞く人も入れたいし・・・・、なんですが、それはなかなか難しくて。
と、ギターケースを背負った若い女性が二人鴨川の流れの中に設けられた飛び石を渡っていきます。

ただ飛び石を渡ってるんじゃない、背中のギターケースがはっきりと「音楽」を示している。そのケースを背負った若者が軽やかに飛び石を伝っている、楽しそうに。
これだよ、これ!

でももう随分向こうに行ってしまっているし、自転車を止めて、降りて、飛び石を飛んで追いかけて、声をかけて・・・・、どうしよう、どうするか・・・とグズグズしていてどんどん遠ざかっていく。
「チャンスの後頭部は剥げている・・・だろ?!」と自分に言い聞かせて、追いかけました。

「スミマセ~ん!」 止まってくれません。
「スミマセン。」 今度は立ち止まって道を譲ってくれました。
いやいや、「実は・・・・という訳で写真を撮らせてもらいたいんですが。」

「ええ、いいですよ。 どうしたらいいですか?」
という訳で、一旦戻ってもらって・・・・。

お二人は楽しく撮られてくれました。
お二人の表情を見ていると、何だかこちらも楽しく幸せな感覚が・・・。

「時間は大丈夫ですか?」
「大丈夫です。 次の講義に間に合えば・・・。」

お持ちのスマフォでも撮ってあげたのですが、後日写真のデータを送りました。
「二人で個展を見に行こうと話していました。」とのメールをいただきました。 もう一か月ほどしか機関がありませんが、その時に再会できると楽しいなあ。

私が学生の頃、お二人のように素敵な笑顔をしたことがあったかなあ。
苦虫と正露丸をかみ砕いたような顔をしていたのじゃないかなあ。

一昨夜、NHKで各党の代表がNHKのアナウンサーなどから質問を受けていました。
岸田氏の発言に耳を傾けると彼の自民党内での微妙な立場が浮かび上がってくるようでした。何しろ政調会長の椅子を高市≒安倍に渡していますから、言葉選びが難しそうで苦労が感じられました。そのことが総裁選からこちら彼の言葉の揺れとなって出ていました。「聞く耳」を持つということでジグザグジグザグしてしまうのでしょう。個人的には少しばかり同情してしまいますが、これを右往左往というか右顧左眄というか、まあ人によって受け取り方は違うでしょう。ただ国民としては「それであなた自身は実際のところどうしたいの?」と聞きたくなるわけですね。
この間問題になっていることを整理すると
選択的夫婦別姓問題・・・高市氏は断固反対なわけで
選挙公約の原案では
・・夫婦の氏に関する具体的な制度の在り方、さらなる検討を進める。
〔自民党内外に存在する古い家族制度に固執する勢力の反発を意識して、さらに理解を深める必要があるという逃げを打って
いた。自身の考えの表明がないのが特徴。)
それが、公約となった政策案では
・・文言削除 となりました。
(問題自体に触れないということは大幅な後退です。検討さえさせないのはどういう力が働いたか。)
森友問題の再調査については
総裁選の中では
・・国民が望むなら と言っていました。
(当然「言外には『私はその必要を求めないし、やりたくもない。』ということがあるのですよ」といっているわけです。誰に言って
いるのかな。そして「国民が望む」ということを、止むを得ざる理由として、しぶしぶ再調査をしなければならないことになるかも
と布石を打ったのではないかな。どっちに向けての布石か。 岸田氏を少しでも肯定的に見て言えば、安倍・菅・麻生勢力に対
して弱弱しい「一矢」を放ったのだけれどもあえなく。
・・再調査しない と封じ込まれてしまった。
(大した覚悟がある訳じゃないし、敢えて虎穴に入る必要もないと踏んだのでしょう。ちょっと国民の歓心を買うことも意識して、
加えて安倍勢力に対するけん制も意識して弱みをつついてみたら火傷した?)
「新しい資本主義」
・・総裁の所信表明演説では「分配なくして成長なし」
と、大見得を切ったものの
国民の一部は大いに拍手したものだが、三日後には
・・誰に何を言われたのか知らないが「成長なくして分配なし」に、真っ逆さまに転落。
しかもこの「成長なくして分配なし」には相当力がこもっていた。
これでは少しも「新しくない」
金融所得課税強化
・・総裁選の中では、もう早速「当面考えない」に後退してしまった。「当面」がどれほど先までを含むのかわからないが、「捨てた
わけじゃない」と言いたいのだろう。
国民から腰砕けじゃないかという批判にさらされて
・・「任期中にありうる」と補足。
自民党総裁任期は一期3年。3期まで連続することができる。「ありうる」は「無いかもしれない」よりもっと「やらない」が強い。
岸田氏が一期まともに務まるかどうかも分からない。
消費税増税は勤労諸階層の命と暮らしを削り、消費需要を減らして景気後退を招いた。
今、富裕層に対する増税は欧米でのトレンドだ。何も異常な政策ではない。金融所得税強化(≒富裕層増税)は富裕層の暮ら
しも命も削らないし、景気後退にもつながらない。
今、景気が良くならないのは富裕層に投資のための資金が不足しているからではない。資金は過剰なのに投資がされないの
だ。過剰資金を税金でとっても景気には影響はない。
岸田氏は池田勇人以来の宏池会に属している。その池弟子の「国民所得倍増論」を持ち出して、宏池会ぶりを見せては見たが・・。
令和の所得倍増計画を総裁選で公約として掲げたが
総裁の所信表明演説では、触れずじまい。宏池会ぶりでさえも、抑え込まれてしまった。
所得倍増計画など財界にとって薬にこそなれ毒のかけらもない。そんな掛け声でさえ独自性❓を封じられた岸田氏
に未来はあるだろうか。
高市≒安倍・麻生のハンドルがいかに強いかを示しているのかな。
- 2021/10/21(木) 00:00:09|
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