京都駅ピアノです。
COVID-19の緊急事態宣言が昨月末に解除されていますから、ここも開放されるだろうと予測はできたのですが。
京都グラフィエにとってもここが一つの会場になっていて、やはり宣言によって閉鎖されていて近づけないという事情でした。
それが二つながら解除されたわけです。

テープが張られて封鎖されていたエスカレーターが使えるようになって、それを登ってくると期待に違わずピアノの音が聞こえました。
そして写真展の作品が、窓に床に展示されていました。
私にとっては一度に両方楽しめたわけです。

床に見える段ボールの箱の中に写真が入れてあります。 私が先年清水寺の経堂で写真展をした時に「重要文化財ですから・・・」とあれもダメこれもダメと言われて、展示の様々な手法、技術、アイディアに乏しい私は、ついにじゃあ床に置いたらいいんだろ、と行きついたのですが。 こういうやり方は思いつきませんでしたね。
ただこれだとやはり床にじかに置くのと同じように見にくいです。 私はそこで写真をパネルで裏打ちして段ボール箱を枕にして斜めに寝かせましたが。

さて、私が下で耳にしたピアノの音はこの人のモノだったらしく、私がたどり着いた時には次の青年と交替した後でした。それでこの人が再びピアノの前に付くときに撮影をお願いできたわけです。
弾く楽しさが伝わって来て、こちらの気分も盛り上がります。 ピアノ歴は長いそうです。

先ほど交替した青年とは「お友達?」と訊くと「はい、今ここで友達になりました。」とのこと。 楽器が取り持つ縁ですね。
「時々弾きに来ているので、お兄さんとはまた会えるかもしれませんね。」と言われてしまいました。

宣言解除直後の解放感からでしょうか、いつもより人の姿が多かったように感じました。
ただ、話声は低かったです。
こうしてピアノを弾いてくれるとこの空間が和みますね。
彼に11月の個展のお知らせの小さなプリントを渡すと、「ここなら知ってますよ。行きます。」と言ってくれました。
仕事の関係で会場となるギャラリーを知っていたのだそうです。
来てくれたらまたゆっくり話ができますね。 お待ちしています。
- 2021/10/07(木) 00:00:03|
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