京都では目下「KYOTO GRAPHIE (京都国際写真祭)が開催中。
全部で80カ所ばかりの会場で写真「など」が展示されます。
私は毎年とても楽しみにしていて、自転車で市内の色々なところに会場を探していきます。

普段見られる写真展とは「質」がはるかに違いますから、ワクワク感は相当なものです。
海外の写真家の作品を見ると、結局のところ「哲学・思想」が違うというに尽きるなあと思います。
ことに資本主義を人類史の中で相対化して物事を見るという点において彼我の違いはあまりに大きいと思います。

言葉の上では自然環境や人生や差別の事に触れていても日本の人のモノはそもそも資本主義という社会を歴史的見る力を持たないようです。
非歴史的に、資本主義社会をただの社会として、あるいは、人類として曖昧に情緒的に取り扱っているだけですから、物事に対する分け入り方がはるかに違うという気がします。
また、写真についての考え方も大きく異なっているように思います。
まあ、プロかアマチュアかという問題もありますが。

さて、京都グラフィエを見て歩くときに私の楽しみの一つは「素敵な人に出会う」ことです。
これまでも会場スタッフ、お客さん、協賛企業のスタッフ、会場でお酒の試飲をする人、会場のバーテンダーなどなどいろいろな方に写真を撮らせてもらいました。
昨年もとても素敵な人を見つけましたので、今年もまたと思って歩いています。

話しかけてみて驚いたのですが、この人には3年前の時にも声をかけたのだそうです。
私のカードを見て思い出してくれました。ただマスクを外していないせいで私は思いだせていないのですが。

私の「これは!」と思う感性は変わっていないのでした。
- 2021/09/22(水) 00:00:08|
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