この方の作品は以前にも見せていただいたことがあります。
厚い板材を張り合わせたものに絵を描いています。岩絵の具ですから、日本画に・・・一応・・・入るのでしょうか。

板材は表面を焼いていますので、一層年輪の凹凸がくっきりするのですが、その肌合いを生かして絵づくりをしています。

「ナイル」という散髪店の絵は違うのですが、建物を一軒取り出して描いたものには「ポートレート」と副署されています。
建物の「ポートレートシリーズ」ですね。 おもしろい捉え方だなあと思いました。 建築物がお好きなんだそうです。

あまりくっきりはっきり細密に描き込むのはお好きではないそうで・・・。
それがなんとなく記憶の中の建物、商店のような感じになって、いい感じです。
そしてこうした夜の情景や路地奥の深い暗さなどにその手腕が生きています。

電柱上の変圧器(トランス)もお好きなんだそうで、別の作品でも描かれていました。
この月は銀箔だったかな。

お隣では、美術系大学の同級生だった方が、個展をされています。
「一緒にやろう」ということだったらしいです。
それで、また2年後にもしようと約束されているのだそうですが、そう言うのはお互いの励み、楽しみになりますよね。
方や愛知県出身で、もうお一人が長野県出身。学んだ大学が京都にあるので、京都で一緒に並んで個展、うん、いいなあ。
この絵もそうですが、ちょっと森山大道的な感じがありますね。 ちょっと意識はされたそうです。

レンブラント風の写真を撮る人がいるのだから森山大道風な絵を描く人がいても不思議はないわけで。
それだは、また2年後にお会いしましょう。
- 2021/09/21(火) 00:00:05|
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