会場に入るや否や「異世界」が広がります。
こんな顔に対面することになります。

このギャラリはマロニエと言いますが、今回ここの3階から5階の各フロアはある芸術系の大学の4回生が学内セレクトによって「展示の管理」を与えられて個展をしています。
つまり平たく言えば成績優秀者ですね。
その一人山口君の作品。
これはなかなか衝撃的ですね。

彼が子供の頃お母さんが物干し場で「人の顔をした鳥を見た。」と彼に話した時から、ずっと頭にこびりついていた「人の顔をした○○」が基底にあるんだそうです。

多くの作品の本体は発泡スチロールでできているそうですが、それに「毛をはやして」かをを付けているのですが、なかなか精度も高いです。
その作者がこの人。
たくさんのペンギンを着ています。

今年は卒業制作のある最終年です。
これらの作品の発展形で卒業制作に臨むそうです。
これがこれらの作品群の中では初期のモノ。
私は、特に何かなければこの大学の卒展・修了展には出かけますから、きっと彼の作品を見つけることができるでしょう。
どんなものになるのか楽しみですね。
これが一番新しい作品だそうです。

よく人の顔の観察ができているなあと感心します。 そしてこう見ると何とも不気味なんですが、どことなく愛敬もある。

私はこういう良くできた、又挑戦的な作品を見ると俄然いたずら心が湧いてきて、いろいろやってみたいことが浮かぶのです。
そのやってみたいことを実際にやると大概こうした作品の本来のコンセプトを台無しにしてしまいそうなんですが。
でもそういうことを制作者と話して楽しい時間を過ごすことがいいのです。

こういう作品が河原町通か四条通りに並んだら、それはそれは話題になるでしょうね。ギャラリーで展示するのはもったいないです。

この人の通う大学には大きな造形物を作るのがお好きな先生がいます。 私はその作品はあまり好きではないのですが、しかし、公共空間に設置して人々を楽しませるこういう制作はワクワクするでしょうね。
こんな時期ということもあって、たまたま私の他にお客さんがいませんでしたので、マスクを外していただきました。

昨年から今年。多分彼の3,4回生は新型コロナによって随分不自由を強いられるものでしょう。他の仲間との甲虫で、切磋琢磨し、刺激し合う機会も制約されているでしょうしね。
第一大学という設備の整った場所での政策ができないのですから困ったもので「授業料返して!!」とも言いたいでしょうね。
そんなかでもこうして頑張っている学生の姿を見ると励まされますね。
オリ・パラだけが人を励ますのではないのです。
昨夜、家人が、なんとズームを使って会議。私より数等デジタル社会の先をいっています。
私はある時点で「追いついていこう」という気力と意思をなくしてしまい。もはやデジタル難民化しています。
キャッスルレスだとか、リモートワークだとか言われています。病院も、学校もリモート化を進めようとデジタル庁なるいかがわしい機関もできました。しかし、教育や医療をリモート化するのはあくまで補助的なことであってほしい。
ところで、こうして今やスマフォを持っていないと基本的な生活にさえ支障が出るし、例えば「ポイント」を得られないだけでも・・・・そのポイントは全ての支払者が負担しているわけで・・・大いにハンディーとなり不利益を被る。
ここ迄生活の基本となるのならば、一般の道路がそうであるように使用は無料化して、建設や維持管理は公的資金≒税金にすべきでしょう。ここの人がここに回線契約をしプロバイダーに支払いをし、またスマフォ本体を購入する仕組みはもう過去のものにすべきだと思います。それなくしては生活が不便になる社会を作りながら、それを得るのは個人の収入次第などということではまさに経済的差別になります。道路を使うのは無料でもバスを使うかタクシーを使うかは個人が選択して料金を払う。無料で使用したい人が徒歩で行けばいいということを言われるでしょうが、ついでに言えばバスも電車も無料化すべきでしょうね。それは基本的人権としての交通権の保障にあたるわけで、それを持っているお金次第でしか実現しないというのであれば基本的人権が保障されていないと考えるべきです。
災害警戒情報もスマフォで届く時代です。新型コロナワクチン接種の情報も予約もスマフォからということであれば、人の生存権もスマフォ次第となります。であれば、これらはすべての国民に等しく配られるべきだと思います。ネット接続も含めてですね。
成熟し発達した経済社会とはそういうことを実現する社会であるはずだと私は思っています。
- 2021/09/10(金) 00:00:04|
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