ご承知のように京都にも目下緊急事態宣言が出されています。
それで様々なイベントが実行できないでいるのですが、作家たちは何とか文化の息吹を絶やさないように頑張っています。
それで、会場ではまず口に出るのが感染状況や感染防止についての話題です。皆さんとても神経を使っておられます。
鈴木春生さんは私の高校の後輩だということもあって、最近は、割と足しげく見に行っている作家です。
鈴木さんは画家ですが、今回も・・・というのは少し前に京都駅近くの地下にあるギャラリーで別の陶芸作家の方と二人展をされていました・・・焼き物の作家さんとの二人展です。
この方が伯耆正一さん。
とても丁寧に制作の過程や工夫についてお話しくださって、質問にも答えていただけました。
鈴木さんがいつもの軽口で「この人は必ず人間国宝になる人だ。」というものですから・・・・いや実際作品の質がとても高いことは言うまでもなく、私も好きな色合い、形なんですが・・・「それじゃあ今のうちに撮っておかないとね。」と言って撮らせていただきました。

この方が成形した器に鈴木さんが絵を描くというコラボに挑戦されていて「分からないことだらけでいろいろやっているときは楽しかった。」と学習の基本のようなことを鈴木さんは言っていました。
普段紙や布に画いている鈴木さんは、釉がすぐに吸い込まれていく土に画くことに他幾分てこずったようです。
釉の色数もまた普段、鈴木さんが利用している絵の具に比べてずっと少ないですしね。
第一、釉は書いた時と焼いた後とでは色が変わってきますからそれを想像できるようになるまでには実験体験が必要なわけで・・・。
伯耆さんとお話しているとある人物が共通の知人であることが分かり、その人の息子さんが今やっている個展の話に及びました。
私はその息子さんに著と関心を持っていましたので・・・・・伯耆さんはその息子さんが子供の頃からよく知っているという事でしたが・・・・彼に対する評価にはきくべきものがあったと思いました。高く評価していました。

同窓の後輩の鈴木氏です。
- 2021/09/09(木) 00:00:03|
- 陶器
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