外に出かけるときに「あっ マスク。」と、取りに戻ることがよくあります。
一応リュックの中には予備のマスクも入れているのですが、玄関を出たところでその予備を使うのは、目的と違うような気がするし。
とにかくひと手間面倒です。
COVID-19に関する知見は世界中の科学者によって深められ新たな知見が加わっています。
それによれば昨年春ころには「飛沫感染」が主で空気感染やエアロゾル感染は心配しなくてよいという事でした。しかし、今は主流としてエアロゾル感染が考えられています。
そうなると「マスクをしましょう、手洗いしましょう。 感染予防距離を保ちましょう。」という呼びかけだけでは極めて不十分だということになります。
が、政府や自治体の呼びかけや対策は惰性のままです。せいぜい「徹底」が付くくらいで。
さて、馴染みのギャラリーに立ち寄ってオーナーさんと、その時に開かれていた「現代画」の展示のことや、最近施されたギャラリーの改装などについて話していました。
その時に和服姿のご高齢の男性とお連れの知的な感じの50前後と思われる女性とがおられて、お帰りになる間際でした。

いざお帰りになるときにオーナーとその女性が何やらまた話を始めて、この男性が一人待たされている様子なので「あの作品の作家さんですね。」と話しかけてみました。
お話を聞くと米寿になられたとのこと。

絵に関して意識的に描かれるようになったのは某芸術系大学の通信課程に学ばれるようになってからで、8年も在籍して熱心に描かれたそうです。 そしてさらに院に2年。
すごいですねぇ。

つい先ごろまでは風景を・・・・お名刺には旧日本銀行京都支店を描いた絵が印刷されていますがとても品のある絵になっています。・・・・書かれていたそうですが、少し前にふ「絵が変わったんですよ。」とおっしゃいます。
同伴の女性、娘さんも「絵が突然変わりましてね。」とお話になっていましたから、きっと、一見かなり唐突に変わったのでしょうね。

その女性出東京銀座で画廊をされている方だそうで、この男性の審美眼もかなりのモノなのだと推測します。
今は背後にかけられているような白と黒を基調とした抽象画を描いているのだそうです。
人は「三日会わざれば 括目して見よ」というのは私の好きな言葉ですが、米寿を前にしてなお自己変革をしていく姿に、大いに刺激されました。
菅自民党は、総裁選が近づく中で、国会解散は何時にするのだとか、誰が総裁選に立候補するだろうかだとか右往左往しているようです。マスコミもすっかりそれの共演者になっています。
それにしても自公政権に対しては「バカも休み休み言え」と言いたいと思います。
1.国会解散云々ではなくて今の国会を開いて新型コロナ感染防止、感染者支援をどうするのかということについて国民の前で議論すべきが第一であって、総裁選がらみで解散を云々するなどということはあってはならないことだという事です。先の第204回国会は、 6月16日 までの150日間で終って、それ以降、野党が何度も要求しても自公は応じようとしません。ずっと夏休みを決め込んでいます。野党の国会開会の要求は内閣に頼んでいる、お願いしているのではなくて、憲法の放棄に基づいて要求しているのであって、それに応じないという選択はあり得ません。菅自公政権は今まさに憲法違反の「現行犯」状態です。
ちなみに言えば、こんな政治集団に憲法改正をうんぬんする資格は毛筋ほどもありません。
官房長の加藤氏は首相が「今のような厳しい状況では解散できる状況ではない」と言っている通りだとして九月中解散を否定していましたが・・・・・菅総理は新型コロナ対策の方を優先していると言いたいのでしょうが・・・・、問題はそんなことではなくて、国会を開くのを逃げ回って「対策をアップデートする」ことをサボって国民を蔑ろにしていることです。
2.菅氏は国会解散に先立って内閣改造を考えているとも報じられています。既に二階幹事長には引導を渡したそうですが、党内人事ばかりではなくて、内閣改造人事でポストをちらつかせて総裁選乗り切りを策しています。
今現在21の都道府県に緊急事態宣言が出され、12の県にまん延防止等重点措置発出されています。計32ですから47分の32≒75%が深刻な感染状態となっており、毎日自宅「療養」を強いられた人たちを含めて生命の危機にさらされているのです。それ以外の県だからと言って安穏とできない現状があるということは毎日の報道で明らかです。
そんなまさに「災害急の」難事を前にしている時に自民党内の勢力争いのため、菅氏の権力闘争のために内閣改造をして行政の停滞を招くことは許されません。
天皇による認証式や前後の大臣の引継ぎ、新たな大臣の真意についての官僚の忖度のための離陸前時間。全部、無駄です。
3.新しい内閣ができてもその消費期限は総選挙までの事です。新しい衆院での首相選出で、組閣が改めて行われねばなりません。無論、前内閣を少しも入れ替えずに移行することは、理論上はあり得ますが、その都度ポストを餌にした権力闘争が行われことは目に見えています。菅内閣の基盤の弱さから言ってそう考える方が自然です。
それ以前に次の衆院選で自民党は過半数を獲得できるかどうか、はなはだ疑問です。
公明、維新を加えての連立政権は思うほど簡単ではないでしょうし、(案外公明は大阪での経験を生かすようになって、大いに維新寄りになるかもしれませんが)、その時首班指名がすんなり衆院選前の首相と同じ人物になるかどうか、不確定要因がいくつもあます。
自公・維勢力に対して立民・共産を五軸にした勢力が多数となればなおさらです。地滑り的にそうなる可能性もあながちないとは言えない今日の国民の意識です。
4、自民党の総裁が誰になるのかということは自民党の内部事情です。「総裁選 誰が勝っても 自民党」(主張するネコたちのこと)と喝破した人がいますが、まさにその通りです。党の規定で予定されていたことですから、外からやるなということはできませんが。
高市氏はヘイト団体と懇ろで日本会議と深い関係を持っています。彼女の「福祉」についての考え方は極端に自助を求めるまさに弱者切り捨て、弱者蔑視に凝り固まったものです。彼女自身、安倍政権の継承者を名乗っています。それだけでもうもはやゴミ箱に放り込まれるべき存在です。
立候補を取りやめさせられたと言われている下村氏も同じようにヘイト団体と深い中であり日本会議のメンバーです。政治資金規正法違反を疑われていて、国民に説明するといったきりうやむやにしたままで公党のましてや政権与党の総裁候補になろうとするなど盗人猛々しいと言わねばなりません。
岸田氏は安倍氏に「憲法改正で頑張る」と言って支持を取り付けようとしている人物です。安倍に首輪をつけられていると言わねばなりません。この人が総理になったもとで桜を見る会事件の真相究明ができるはずもなく、広島の選挙買収事件もうやむやにされてしまうでしょう。党内制度改革に手を付けたいと言って党三役などは「一期一年、三期まで」としたいと言っています。が、かつて総裁は二期までということになっていたはずです。それをその時のご都合で安倍三選を、黙って見ていた人が、何を言うのかなあという感じです。 総裁選だって思いつきで「議員票だけで決める」などということを突然決めて、いわば党内クーデターだってまかり通るような政党を近代政党と呼べるのですか? 岸田さん。
日和見を決め込んでいる石破氏もまた日本会議のメンバーで顧問を務めたりする人物。
安倍氏、河野氏待望論もあるようですが、まさに「誰が勝っても自民党」でしかありません。
菅氏に代わるよりましな人物など高倍率拡大鏡を使っても見つかるものではありません。
こんな時「政局」をもてあそび、彼らの好きな言葉で言えば、まさに「国難」の時に、こういうことに現を抜かすことができるほど彼らの意識は国民生活とかけ離れているのです。
自民党内の権力闘争にブレーキをかけられず拱手傍観している公明党も同罪です。
かつて安倍総理の時に「国難とは安倍氏が総理であることだ。」と言われましたが、今や国難は自公が政権を担っていることです。
国難克服のためには自公の政権を終わらせること、それが第一の処方箋です。
まずは国会を開いて、新型コロナ対策、職場と生業を守る対策、生活を守る対策、医療体制拡充対策、ウイルス研究・ワクチン開発などを含む医療をはじめとする科学振興のための対策、保育、教育≒子供の健康と発達を保障する対策、アフガニスタンの日本関係の国外退避希望者の早急な救援対策とアフガンの事後対策・・・・課題は山積みです。
総選挙は間近です。
- 2021/09/03(金) 00:00:02|
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