
この写真を二度クリックしていただくと白枠の写真になりますね。
ぜひ、そうしてみてください。

あんな写真、こんな写真を撮ってみたいと思っても、「モデル」を知れくれるどんな人でもその画面に収まるという訳にはいきません。
顔立ちもスタイルも、表情も・・・・服装や髪形もですが・・・・それぞれによく合うロケーションがあるわけですし、例えば、きれいな人ならだれでもよいという訳にはいかないわけです。

プロの「モデル」さんを頼めるような立場やお財布ならば、いくつかのモデル事務所のリストの中から「この人」とか言って撮れるのかもしれませんが、私の場合はそういう訳にはいきません。
運良く撮影をお願いできる人に出会ったら、その人に合わせてロケーションを考えなければなりません。まあ、それがまた楽しいわけではありますが。

それにしてもいつもよく思うことは、この人もそうですが、よくぞ私の願いを聞いてくださったという事です。
「どうして引き受けてくれたのですか?」とはどの人にも聞いたことがありませんが、こうして撮影しているときにどんなことを考え、どんな気持ちだったのだろうかと思うと、何やら不思議です。

撮影をお願いした時にはこういう写真が出来上がるなんてお互い少しも予想していないわけで、偶然と言えばまさに偶然こういうものが地上に現れているということも、これまた不思議です。
「一期一会が」が形になって残るというのも面白いことですよね。

案外この人に導かれて撮っていたのかななんて思っても見るわけなんですが、その辺の呼吸もまた面白いのです。
ポートレート写真入門というような本にはこういうことは全く書いてありません。 ポートレート写真を楽しもうと思ったら、あまり本などに書いてあることにとらわれないで自分でいろいろと考えてみる方がいいと思います。
上手くなるに越したことはないわけですが、面白いを感じることの方がずっと大事なんだと思いますし。


- 2021/08/19(木) 00:00:03|
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