会場が暗い。 予算の関係もあるのかな。照明が明らかに足りてない。
作品の色が黄に傾いている。 自然光とはあまりに違う。
こういう会場で、たくさんの努力と工夫の結晶を展示させるというのはちょっとひどいと、私は思いました。
「京都アート・クラフトマーケット2021春」でのこと。

確かめたわけではないので、的外れの推測になりますが、一般出店者からの出展料収入が少ないからでしょうか。
SARES-Cov2の影響で多くの出展者を募ることができないで、緊急事態宣言が解除されて急遽「予定通りやろう。」ということなったからではないかと想像するのです。
やめてしまえばこうした職人や作家が作品の展示販売をする大切な機会がまた失われてしまいます。
会場の方の収入にも影響するかもしれません。 キャンセル料を心配したかな。
本当に判断が難しいところですね。

さて、暗いものですから・・・・、
それでレンズの解放値、f1.2とかそれに次ぐf1.4で撮ります。
色かぶりがきついので、ケルビン値を調整します。 かなり黄色いです。

こうした作品は色が大切なのにこの照明ではね。
でも、それほど気にならないという方もおられます。 人間の目の調整機能の優秀さなのか、慣れてしまうと自然光との色との違いを忘れてしまうのか。
機械的に見るとこんな風に見えるのですよとケルビン値を5300にして撮って見せてあげます。
そうすると驚かれるのですが、あまり不平不満を言わない。皆さん案外おとなしいですね。
いや、どこかでちゃんと主催者に対して声をあげているのかもしれませんが。
この日は今にも雨が降りそうなくらいに曇っていたのでなお室内が暗いという事情もあったでしょう。
日曜日には晴れますから、少しでも改善されるといいなあと思いながら見て回りました。
暗いと目も神経も疲れるだろうになあ。
- 2021/03/17(水) 00:00:02|
- 工芸
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