啓蟄は過ぎたのですから、私のような人間がもぞもぞと動きだしても、おかしくはないでしょう。
春は目に暖かくても、存外空気が冷たいことがあります。 それで「春だなあ」と感じます。
つまり冬が残っていて、そして、でも暖かくなったぞとというか、なるぞというか。

公立高校の卒業式は大概、3月1日で、会場が寒く、床が冷たかったことを思い出します。
それでも4月の入学式には、ずいぶん変わります。もうソメイヨシノは散ってしまうころです。 京都(市)では。

非常事態宣言は感染予防対策として一つの手段ですが、しかし、これは自由と民主主義にとって大きなリスクがあります。
万国の労働者団結せよ!と言いますが、団結が目に見えないと、敵、味方の双方にたいして迫力がありません。
明治政府が、自由民権運動に対して集会条例やら、保安条例を出して、人が集まることを禁止しましたが、支配者にとってまして圧制政府にとって、民衆が集まることは脅威です。
それはミャンマーを見ても香港を見てもよく分かります。
今の日本ではこんな愚政、悪政をしてもあらかじめ「集会禁止、5人以上集まるな」と決めていますから、安全至極なんでしょう。
ただ、まあ、昔と違ってネットという代替ツゥールがありますから、いくらかましです。が、しかし、完全に取って替えるわけにはいきません。

花見をバーチャルでなんて言われても少しもうれしくありませんね。
音楽だって演劇だって、ライブ配信なんて言っても、それで当座は我慢して・・・という以上ではありません。ライブが何より。

肉声を聞き、当意即妙な拍手を受けてこそです。

感染を広げないようにして、でもやはり人が集まる、話をする・・・・・ということについて、もっともっと工夫しましょう。
それは自由と民主主義の要だから。
政府や自治体はそんなこと面倒見てくれません。
- 2021/03/09(火) 00:00:03|
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