四条通りにある写真ギャラリーを訪ねました。すると3月中に予定されていた写真展は全てが、延期か中止。
そう言えば河原町通りに面してある写真ギャラリーも一か月「休廊」です。五条河原町近くのそれもまた長いお休みです。
非常事態宣言の影響は大きいですね。
と、そういう訳で、がっかりして帰る途中です。

もう河津桜があちこちで満開になっているタイミングですが、ソメイヨシノ開花を前にしてメンテナンスの時期なんだそうです。

この木もかなり古いようで枝を切られた跡がたくさんあります。 桜切るバカ、梅切らぬバカと言いますから、桜が切られているということは、やむを得ない事情があるんですね。

キノコが生えてしまったりして傷んだ所などをくりぬいて手当てしています。
ソメイヨシノでも何もなければ110年くらいはもつんだそうです。
そうするとコドンが生まれた時にソメイヨシノを植えれば、その子の人生をずっと見守ってくれるのですね。

ただ都会に植えられている桜はそうはいきません。人間の都合で植えられているのですから、ただでさえ弱い根を人や車が踏みつけ、片方は川になっていて根がはれなかったりするわけです。
高瀬川沿いの桜の傷み方はひどいですし、それで次から次へと植樹しなくてはなりません。
柳も大分傷んでいるそうで、三条から四条、五条までの柳の大半は、状態がよくないと手入れをしていた職人さんに聞いたことがあります。

桜の健康のためにも、人の安全のためにもこうしたお仕事が欠かせないということになるわけですね。まさに現代のお仕事です。
- 2021/03/05(金) 00:00:04|
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