今のところまだ緊急事態宣言下にありますから、観光の人はさ程多くはないのですが、四条河原町や京都駅付近の人出は、ジワリと増えているようです。
まあ、気持ちはわかります。
地下鉄の出入り口付近で観察していると、ものの見事に皆さんマスクをしています。見事な徹底ぶりだと思います。
さて、そんな街で見かけた方です。
・・・・・と、ここまで書いて・・・中断してしまいました。
お会いしたのはこの方でした。

あ、絵を描いている人がいると、少しスピードを落として、ゆっくりと通り過ぎる刹那、この方が顔をあげてにこっとされたのです。
せっかくだから足を止めて話していかないか?とそんな感じでした。
私が自転車を道路の隅に停めて近づくといままで広げていたスケッチブックを差し出して「見てごらん。」と

京都の町のあちこちがいろいろな季節の中に描かれていました。
ずば抜けてお上手だとまでは言えないにしても味のある、それでいて素直な絵でした。
人柄ですよね。

街角で絵を描いていると思わぬ人と話ができるのだそうで、芸子さんが優しく「寒いでしょ?」とひざ掛けを持ってきてくれたり、有名割烹の主人が出て来て「うまく描いてや。」とか「わしのところも描いてや。」などと声をかけられることもあるんだそうです。
お話に出てきたお店は・・・私など一歩も踏み入れたことのない・・・・皆さんもご存じだろうという名店でした。

娘さんが医療系のお仕事をされているのだそうで「歩かないといけないよ。」とうるさいからこうして書き歩いているのだそうです。そうお話しされる表情はとてもうれしそうで、この日はたまたま比較的暖かでしたが、寒い中でもお出かけになるんだそうです。
私より一回り上です。
- 2021/02/25(木) 00:00:07|
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