郷原信郎氏が、昨今の菅政権の在り様についてインタビューアーの質問を受けてあきれ果てながら話をしていました。
「開いた口が塞がらない」とか「あきれてものが言えない」とか言う言い方がありますが、これらは安倍政権なり菅政権などのために準備されていたのではないかと思う位、郷原氏の苦笑、失笑、嘆息が続いていました。
さて、私は思うのです。
政府・自治体に言いたいのです、「安心しして感染できる社会にしてほしい。」と。
感染者との濃厚接触があってPCR検査を受けただけで、職場からはにらまれ疎まれるし、子供は保育園や学校に行けなくなってしまう。地域では肩身の狭い思いをする。ましてや感染が確認されれば家庭崩壊、失職、介護・保育の危機に陥ります。
陽性と判断されればたちまち買い物のできなくなって入院の支度も十分できず、残された家族のその後の生活の手当てもできない。2週間も途方に暮れて病院やホテルで過ごさねばならないのです。そこへの差し入れも独り身なら絶望的です。
陽性判定が出たら2週間は職場を休まねばなりません。それを職場の管理職が「そんなに休んでもらっては困る」と平然と言うのです。
家庭での療養などということがなぜ可能なのかわかりません。国民一般に一体何部屋の家に住んでいるんでしょうか。トイレや風呂や台所が複数ある家は普通なんでしょうか。
40人も詰め込まれた教室から帰ってくる子供たちがいつまでも感染を避け続けられると考えることは妄想でしかありません。
手洗い、うがいなどをどれだけ徹底しても、密は避けていないのですから。文科省が30人学級を要求して財務省はようやく35人学級を認めましたが、世界は25人学級へととっくに進んでいます。
欧米では陽性が確認されれば入院グッズが届き、幼児の保育園の送迎や高齢者の介護などについてボランティアを含めた手厚い支援がただちに届きます。
イギリスでは毎月50万円を限度として前年度土所得の8割が保障されます。(前年度所得の80%-今月所得=補填額 が毎月振り込まれる。日本ではたった一度10万円が配られて、それさえ麻生財務相は後悔している。)
こんな劣悪な状態ですから自分が感染者になったらとんでもないことになるということで「感染したけどしなかったことにしよう」「隠しておこう・隠しなさい」などということが起こるのです。だから体調がおかしいぞと思っても検査を受けないで済まそうともするのです。
ある意味で、安心して感染できる社会でないと感染は一層深刻に広がると思います。
- 2020/12/23(水) 00:00:29|
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