戸谷さんはこの建物の1階で紅型染めの教室を開いておられます。その教室にはなんと東京から通っている方もおられるのだそうです。!!!!。
世の中には「打ち込み方が尋常ではない。」人がいるのですね。
無論、指導される戸谷さんの人柄や技術の裏付けがあってこそこういう受講生が出てくるのでしょう。

紅型の技術に限らず沖縄(琉球)の文化には東南アジアや東アジアだけではなくて世界の文化の影響があります。東大寺正倉院だけがシルクロードの東端なのではありませよね。
先の戦争で猛烈な地上戦の犠牲になった沖縄。1945年の2月に戦争終結の現実的可能性がありました。その時に戦争継続を判断した昭和天皇。仮に天皇が国民の命と財産と文化を今少し重く受け止めていてくれたら、沖縄の多くが失われなくて済んだのにと悔やまれます。

でもこうして沖縄に出向いて修行し、紅型御三家といわれる知念工房の伝統を「内地」で受け継いでいる方がいるのは希望です。しかも戸谷さんは「自分のデザイン」を追及して伝統を発展的に継承されようとしています。

いつもはこんな風に「黙々と制作しておられる」という感じを出してみましたが、いかがでしょう。
バックにラジオの番組が流れています。
(⇔)

この撮影の後で戸谷さんから素敵な御提案をいただきました。
工房・チリントゥのリーフレットには戸谷さんがモデルになって作品紹介の写真が幾枚か載せられています。
そういう写真を私に取ってみませんかというお申し出です。
また新しいことを経験させてもらえそうです。そんな計画がうまく実現するといいですねと希望を述べてお暇しました。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2012/02/25(土) 00:38:29|
- 染色
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0