ご承知の通り京都は観光都市でもありますから、観光の方が多いのです。
若い女性の二人連れをよく見ます。 そして互いに写真を撮っている姿も。
中には一方が撮手、他方がもっぱらモデル焼くという場合も。
いずれの場合も撮られるときには案外ポーズをととっています。
しばらく前は手でピースをしてにっこりが定番でしたが、今は一人の時も二人で撮るときもなかなか色々ポーズをしています。

私が撮っているこんなおとなしいものは少ないようです。
インスタグラムなどでたくさんの写真を見るからでしょうね。また、「主人公」になるのに慣れてきているし、なりたい気持ちを押し殺さない世代が増えているのでしょうね。
結婚式の前撮りにあそこまでこだわるのもそういう流れかな。

撮る方もいろいろ工夫しています。
これまたいろいろな「映える」写真を見ているからでしょう。
プリズム効果を狙ったり、 見上げるアングルを使ったり・・・・。

そういう意味では、インスタをしていない私などはかなり時流から遅れているのではないかと思います。

この人に求めているポーズや表情も「おじさん臭」が漂っているかもしれませんね。
’50、’60くらいのセンスなのかもしれません。

まあ、しかし、それもある意味どうしようもないのでしょう。
自分の感覚が喜ばないものを撮っていても楽しくないのですから。
時代の先取りをしてトレンドをリードするような写真・・・・は、これから一旗揚げようとする世代に任せるしかないと思います。

世代を越えた説得力のある写真というのは難しいのでしょうねぇ。
- 2020/12/07(月) 09:40:23|
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