ただで写真をあげちゃうの?! 出費が大変でしょ?
ということになるんですが、実は大変コストパフォーマンスがいいんです。
私がこのことを話を始めると「コストパフォーマンスが悪い。」と言われるんじゃないかと思っていました、と。

私が個展をする場合に、今までで最も安い借り賃が一週間で7万円でした。
(もっとも会場費だけのことを言えば、無料だったこともありますが、その時にプリント代は25万円余りかかりました。)
仮に差し上げるプリントが2L版だとしましょうか。 あるプリントショップでは会員価格で85円です。
7万円あれば820枚余りを差し上げられます。ポストカードの大きさならば、なんと2800枚も、です。

それを差し上げるときに・・・かれは・・・白い封筒に入れてあげるわけですが、その封筒には自身のインスタグラムなどについての情報を印刷しているのです。
これを通じて実に多くのつながりができると思います。
モデルをしてくれるような方との出会いもあるでしょうし、写真仲間も生まれるかもしれない。撮影の依頼もあるかもしれません。

ここでこうして人と出会って話ができるだけでも大きな収穫なのに、です。
なんてコストパフォーマンスが高くて、豊かな可能性を孕んでいることでしょう。
大枚をはたいてギャラリーを借りて、一週間に150人ばかりの人に見ていただくことと比較してどちらがいいのでしょうか。

私がグチグチ考えてきたことを若い彼は、軽々と越えているのです。
勿論、写真を見てもらうのに2lだったり、携帯端末のモニター画面だというのは大いに不満です。
だとしたら「あげます」の背景で大きくプリントした写真を展示すればいいことですよね。

わたしが、SARES-Cov2感染の広がりがある中でも、敢えて写真展をしたのは、街の中の文化活動を薄弱にしてはいけないという思いからでもあったのです。が、彼もまた、こういう動きを積み重ねることで、大文字の芸術・芸能では足りない街の文化を形成していく自覚を示しているのです。

私がこの場を立ち去って、他を一回りして帰るときにも別の数人の人が彼と熱心に話していました。

若者に刺激されるのは良いものです。
- 2020/12/02(水) 00:00:23|
- 写真
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お邪魔します。
① いつもsoujyu2さんのお写真や記事の素晴らしさに感じ入っています。
このたびの記事については、私にとってとても刺激、参考になりました。
② 自宅近くに多布施川という川があり、桜、紅葉など季節季節に様々な光景を見せてくれ、市民の憩いの場になっています。
川の両側に沿って平坦な散歩道があり、ご高齢の方々などの絶好の散歩コースになっています。
③ 私がブログを開設している目的は、佐賀の自然、史跡、文化、芸能などを写真でご紹介し佐賀の魅力度アップに寄与できればということです。
今回のコロナ禍で、お正月に佐賀に帰省できない方々がたくさんおられると思います。
そこで、このたびの記事に記載されたアイディアをお借りして、多布施川を散歩される私と同年配の方々などに私の撮った写真を差し上げ、もしよろしければ、佐賀を離れて暮らしておられる子どもさん、お孫さんなどに送ってもらえたら嬉しいなと思いました。
④ >ユニバに行って楽しんでもお金がかかるのだから、楽しみのためにお金をかける点では同じかなと。問題は何を楽しいと思うかですよね。
ハッとさせられる若者の言葉でした。
私の拙い写真ですが、私の写真をご覧いただいて、「ふるさと佐賀」を思い出してもらえれば楽しくなりそうな気がしました。
⑤ 実は、立命館大学法学部で学びました。岩倉に下宿していました。
当時は広小路にキャンパスがあり、ほどほどに勉強もしましたが、酔っ払って鴨川デルタや河川敷で遊んだりしていました。soujyu2さんのお写真で懐かしい京都を一層思い出します。
今後とも、よろしくお願いいたします。
長文、失礼いたしました。
- 2020/12/02(水) 09:29:08 |
- URL |
- 佐賀風土記 #zsR1fWyA
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「佐賀風土記」様
いつも佐賀の素敵な風景を見せていただきありがとうございます。とても丁寧に気持ちを込めて撮られていることが伝わってきます。
私のつたない実践にも関心を持っていただきうれしく思っています。
広小路学舎で青春を満喫されたようですね。私は衣笠学舎(経済)の方でした。
ご覧いただいた写真青年にも刺激されて少しずつでも成長できればいいかなとたどたどしく歩いているところですが、今後ともよろしくお付き合いいただければと思います。
蒼樹
- 2020/12/02(水) 10:29:18 |
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- soujyu2 #-
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