三脚に紐を回してそれにクリップを付け、写真をつるしていました。
その写真を無料で、行きかう人たちに、差し上げますという。
彼岸花が大好きだと言う女性が一枚受け取っています。

風景、花などの植物、食べ物もあります。
ご本人は町の情景がが好きなんだそうです。でも、人が好きなものは様々なので、喜んで受け取ってもらうためにいろいろ撮っています、とのこと。・・・・・・①

そこに自分自身も写真を撮るのが好きで、これから本格的なカメラを買おうかと思っているという人がお友達と一緒に来ました。
そこで彼がもっているカメラを取り出したのですが、高級機にシグマのレンズを付けていました。
「やるなら思い切って本格的なカメラを買った方がいいと思って。上手く撮れないときにカメラやレンズの所為にしていると成長しないと思うし、・・・。」・・・・・②

写真を無料で、他人にあげているのですから出費がかさむはずです。
「でもこうして人と出会って色々な話ができて、自分の写真も喜んで受け取ってもらえるためのお金ですから。ユニバに行って楽しんでもお金がかかるのだから、楽しみのためにお金をかける点では同じかなと。問題は何を楽しいと思うかですよね。」-・・・・③

京都が文化的だと言われていることについて、疑問があると言っていました。
京都の人は京都を大切に思っているんでしょうかとも。
「ぼくがこうして行動していることも文化の一つだと思うんです。」・・・・・・④

いやあ、全くその通りだと思いますね。
私がこの年になって気づいているようなことを彼はもう、とおに考えているわけで。大したものです。

私は、自分がギャラリーを借りて写真展をしているということについて忸怩たる思いを抱いているのです。
あたしもこういう場所に移動させることのできるワクに写真を何枚かぶら下げて写真展をしたらどうかと思ってきたのです。
ただ運び込む手立てをどうするかで行き詰っているんですが。
写真がこの大きさなら三脚でだってできるんだなあと。
- 2020/12/01(火) 00:00:26|
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