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素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと  by 蒼樹  夏の 水路閣で  Ⅱ

 私がお二人を撮っていると、煉瓦の壁の向こうで誰かが声をかけているようです。
 それはヴェトナム人青年でした。彼も一眼レフカメラをもって「写真の勉強に来ています。」とのことでした。
 「なかなか撮らせてもらえる人を見つけられなくて・(練習できません)。」

 それで、お二人が好意的に対応されるので、じゃあ、彼の主導で撮りましょうということにして撮りました。
 「手を顔の前にかざして火を遮ってください。  こうです。」とポージングの注文です。 

  太陽、手のひら、顔を一直線にしてしまうと、顔に濃い影が映ってしまいますから・・・・意図的にそうしたいのならばそれでよいのですが・・・・・・・ちょっと工夫して顔に影を作らないように助言しながら。

 こういうところが、黙っていられない中高年の悪癖・・・ですね。

 ふと気づいたのですが、長年していると、やはりそこは場数だけは増えてきたので多少のノウハウは身に漬けてきたものだなあと、思いました。

 しかし、それは安定の定型でしかないので、却って落とし穴になるわけで・・・・。

DSC07287 - コピー


  ヴェトナム青年は「今、国に帰ることができないので・・・。」と、来日3年目の上手な日本語で話します。
 彼が「一人ずつ撮らせて下さいと言いますので 「モデル」はちょうど?お二人ですから、私はもう一人の人にお願いして撮ります。
 少しづつつま先の角度とか、その人の魅力のポイントとかを離しながら撮りますと、彼も関心を持って私のカメラのモニターをのぞき込ます。
 そして、「見てください。ちょっと暗すぎたでしょうか?」とご自身のモニターを見るようにカメラを差し出してくれます。

DSC07290 - コピー


 即席撮影会ですね。
 お二人は、こんな風に声をかけられたことは初めてだと言いますから、戸惑いもあったでしょうが、ヴェトナム青年に対しても好意的に接していた姿が印象的でした。

DSC07320 - コピー
 

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 実は浴衣姿の二人連れの女性が、もう一組近くにいるのですが、そのお二人の浴衣の色柄、黒いマスク姿が、私の声をかけようとする気持ちを挫けさせました。
 こちらのお二人に声をかけて撮らせていただいているのですから、すぐ近くにいる別のお二人に、その女性のカメラででも「撮りましょうか?」と声をかけてもいいはずですが・・・それがある意味、エチケットかな…、そんな気持ちを萎えさせるお二人の浴衣とマスクでした。人にとって外見もまた大事なことです。もっともそのことで私のような変なおじさん、悪い虫が近づくのを事前に避けられたのですから、良かったのかもしれません。


 この表情、いいですよね。

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 私が言うことをどんどん吸収して反応してくれます。
 お二人の性格の良さなんでしょうね。とても素直です。 そして明るい。

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 まだ、当然、戸惑いや緊張がありますから体の芯はかたいので、体全体の柔らかなポーズはできません。
 でもそれが初々しさとなって魅力的です。

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 これは定番の撮り方ですが、この人にぴったりはまっていると思います。


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 お二人とも魅力的に撮れる要素をいくつも持っています。
 撮影になれて。私とも仲良くなってくれると、又ずっといい写真が撮れるんじゃないかなあと思うのですが・・・・再開は難しいでしょうねぇ。
 観光のお二人ですから。

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 撮影の時にはさすがにマスクを外していますが、こんなに暑い時期にマスクをしての観光は大変です。それができるのも若さゆえなんでしょうね。
 私などは目まいがします。

DSC07299 - コピー

今日の京都の朝は、少し秋めいていました。窓を開けて寝ていたら寒さを感じました。

今日はいわゆる防災の日です。1923年9月1日午前11時58分頃に相模トラフ沿いの断層を震源としてマグニチュード7.9の巨大地震が発生しました(広辞苑)。宮崎アニメの「風立ちぬ」の中でもその地震の甚大な破壊力が描かれています。
被害者は死者、行方不明者10万5000人余り。住家全半壊21万余、消失21万余(広辞苑)。
 首都圏で発生したこの大災害は、経済的にも政治的にもまた人々の意識の上でも大きな変化を強いるものとなりました。
 発生した生活苦や不安、災害の恐怖感が日本人の理性の脆弱性を露呈させたことを私たちは「防災の日」に思い出すべきこととして言い伝えねばならないと思います。

 甘粕憲兵大尉は、日ごろ付け狙っていた無政府主義者の大杉栄とその妻伊藤野枝を大杉の甥の橘宗一とともに無法に虐殺して、井戸に死体を投げ捨てました。甘粕は軍法会議で懲役10年の判決を受けましたが、わずか3年後には釈放されて満州国で植民地支配の黒幕として隠然たる実力を持ちました。
 また亀戸事件では憲兵隊によって不法に拉致された南葛飾の労働組合活動家、平沢計七、河合義虎など10名が習志野で殺害されました。これは社会主義的な思想、労働運動などに対する公然として権力テロでした。

 また神奈川県から発した「朝鮮人が井戸に毒薬を投じた。」「朝鮮人が暴行を働いている。」などのデマが、警察権力などの助長や積極的に否定しないことによる権威付けによって広範に広がりました。既に1910年に行われた「韓国併合」という植民地支配に対する朝鮮民衆の抵抗が伝えられていたこともあり、又日ごろからの差別意識と「虐待」の裏返しとしての不安感もあって、多数の一般市民が朝鮮人を襲撃して虐殺・暴行を繰り広げました。その数は・・・不作為の加害者である当時の政府がきちんと調査をしなかったせいで、資料の明確さを欠くきらいはあるものの多くの人々の調査によって・・・6000ともいわれる人が犠牲になったという。
その時に震災で家族を失った人々が「こいつらの所為で父や子を失った」と言って無抵抗の朝鮮人に対して無残な暴行を加えたことを忘れてはならないと思う。震災の被害の辛いやるせなさを何時の間にか、朝鮮人という「原因≒敵」を作り上げて思いを晴らす愚行をしてしまった。いまSARES-Cov2の広がりの中でも、こういう心理が多分に働いていて、何かしら目に見える分かりやすい、そして普段意識の底に差別感を潜ませている事柄を浮上させて、その弱い立場に付け込んで、一見わかりやすい「正義」を振りかざして攻撃を加える傾向がみられる。
 こういうことは普段一見善男善女と燃える人々が容易に陥る心理だということを大いに警戒せねばならないと私は思います。
 そして政府や自治体の首長が率先してそういう心理を助長する姿が現にある。東京都知事の小池氏などは、全然この反省に立っていない。私たちは、「防災の日」の今日、改めて私たちの心底にある差別意識や、事実を確かめないきらいがあり、理性や合理性を容易に捨ててしまう傾向が強いということに対して、また国家や自治体が、時に無法を積極的に行うことがあるということについて目を見開いて警戒する必要があると思うのです。
 
 
  1. 2020/09/01(火) 00:00:58|
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Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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