今日の京都盆地は、猛暑です。何度でも洗濯物を干せそうです。今年初めて私の部屋の窓の外に葡萄の葉がわずかに茂って影を作っています。それだけでも有難い。
「安いよ、安いよ! たこ焼き一船が300円だよ。」
「こちらにどうぞ~、大出血サービス! たこ焼き一船250円だよ~ッ」
「よし、決めた!250円の方を買おう! あれ?!一船に4個しか乗っていないよ。向こうは6個乗っているのに!」
日本はとても近代国家とは言えないですね。重症患者の定義が国と地方自治体で違っていて、それを毎日、なにやら本当らしいグラフで重症患者が増えたの、減ったのと青筋たてて顔を真っ赤にして唾を飛ばしているのですから滑稽も極まれり、です。
重症患者の定義が適切なものであるかどうかについて異論があるなら、初めからきちんと専門家同士で討議して、それに基づいて共通の土俵で統計を作るべきでしょう。私は、別の定義で数字を出していましたなんて、子供や詐欺師じゃあるまいし、一人前の役人のすることではありませんし、まして「専門家」「科学者」の神庭をぶら下げているモノのすることじゃありません。
まあ、「戦略的云々」と後出しジャンケンで粉飾する政治家のあまりに科学を無視し、冒涜し、国民・都民を愚弄する態度にあきれます。もし本当に戦略的な目論見があるのならば、そもそも初めから我々はこういう意図でこのように重症者を定義しますというべきでしょう。そして、だとしても、他の府県と同じ基準で統計数字を出さなくては、統計が意味をなさないことくらい、中学を出たくらいのものには当たり前すぎることでしょう。言い訳にもなりません。
SARES-Cov2の問題では、当初から、そもそもその数字がなんであるのかを明確に定義しないままに、しかも、その数字が負っているのが現実の姿の明後日の事でしかないようなモノなのに、まことしやかに議論しているマスコミの滑稽さ、政府機関の罪深さ。
首相の「ごはん論法」が非難を浴びてきましたが、科学者、専門家、役人、政治家が寄ってたかって「ごはん論法」をやっているのです。
この国がOECDの中は勿論、途上国を含んだ国際比較でも様々なことについて埒外の水準にあることは悲しい現実ですが、こういうことを見ると、何かあきらめにも似た感情が湧いてきます。
- 2020/08/21(金) 11:04:10|
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