金彩です。
昔はこうした合成樹脂のフィルムがありませんでしたから、柿渋の紙を小刀で切る「型を切る」職人さんがいたのです。

フィルムでマスクして切ったところに金粉を混ぜたもので着彩します。
今制作しているものは額に入れて飾るものです。

この道50年のベテランです。
SARSE-CoV2の広がりで着物産業も大打撃です。仕事がないとおっしゃっていました。
「着物展示会」が開けないのが痛いそうです。 即売会で見本市みたいなものですからね。

高級品で高価ですからネット販売はそぐわしくありません。
高度な技術の結晶ですからぜひ直接見てほしいものです。 写真画像ではやはり限界があります。手触りも伝えられませんしね。

オリンピック・パラリンピックも中止されることでしょう。それくらいこのSARES-CoV2の影響は長く続くでしょう。いくら大阪の吉村知事が薬が秋にはできそうだなどと「煽」てtも、事実は動きません。USAのトランプも大統領選向けにくするができるのは間近などというフェイクニュースを平気で垂れ流していますが、吉村維新も同じ穴の狢のようですね。多くの人が、もう我慢がならないという心理状態に陥っているのをただ政治的な「手」として煽って地頭のために利用しようとする手法は大変危険だと思います。

そこに読売テレビなどのマスコミが加わって一緒に戦略的に吉村もち上げをしていますから、ますます危ない。
どうも安倍氏の陰も感じます。

それはともかくとして、そんなに長く「人と人」の集まりが抑制されたら人々の心が不安になるばかりでなくてこうした伝統産業も壊滅的な打撃を受けて、立ち直れなくなるのではないかと恐れます。
「経済を回す」という意識の中に金額はあっても産業や文化の質が入っていないのではないかと思います。

京都でも「観光」の質を今こそ問い直さなくてはいいけないと思うのですが、それがどうも国民生活の文化的な豊かさの方向では進んでいないようです。
あるのは企業マインドだけですかね。
- 2020/08/13(木) 00:00:39|
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