時々足を止める方がいますし、向こうにもこちら側にも腰を下ろして聞いている人がいます。
向こうからこちらに移動してきた若い男性は私を認めると笑顔の目礼をして、「楽しいですね。」と共感を求めているようでした。

顔立ちや表情から台湾か大陸の人かなと思いました。とても感じの良い人でした。
その彼が、真っ先に「投げ銭」をしていました。
私は、こうして写真を撮る活動を続ける・・・私の懐事情から・・・都合上、あまり投げ銭をしませんし、出店者と話しても買い物はあまりしません。
一面、申し訳ないなあと思うし、義理も欠くなあと思うのですが、気持ちのまま出費していると「年金生活が破たんしてしまいます。

そこに欧米から来ているらしきひげを蓄えた専念男性が自転車で来て停まり、暫く耳を傾けると、やおら近づいて投げ銭して離れていきました。
そうなると、演奏者に対する当然のリスペクトとして幾ばくかを「投げる」というのがありうべき姿だろ!という私の根っこの声がしてきて、私もささやかな「投げ銭」をしました。

私には「お金を出したのだから撮らせてもらってもいいだろ。」みたいな、あるいは『もらったんだから我慢しなくては。』と言うような思いのやり取りがあったら嫌なために、お金を介在させないことを基本にしているという面もあるのです。

誰かがモデルをしてくれる時にも・・・私が頼んだというのがきっかけだとしても・・・モデル代も出さないし、撮影代もいただかないと言うことをお話したうえで納得していただけた場合に撮ることにしています。
まあ、かなり私に都合の良い基準ですが。

サマージャンボの一等が当たって7億円てにしても、そういう基準でいこうと思います。
当たりませんから、「そう言う仮定の問題にはお答えし」なくても良いのですが。

ふと思ったのですが、これだけの荷物を運んでくるのは大変だろうなあと。
ああ、なるほど、そういえばこの近くに公営の駐車場がありました。

最初に投げ銭した若者は、この背中の人でした。
- 2020/08/04(火) 00:00:33|
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