この方とは数年前にわずかな時間、同じ空間にはいたことがありました。
ある人の写真を撮った時にその人についておられましたのでお顔は記憶していました。
ある人とはすでに廃業している大夫さんです。若手で美人で教養も豊かなその人は良くも悪くも❓注目されていましたが私の周囲の人はすぐにその人の応援団になってしまい、私も誘われて太夫の道中の際などに写真を撮りました。

この人はその太夫の背後で傘をさしかける役を務めていた方でした。
これは望めば誰でもlできるといのではなくて、人品骨柄を問われる物なんだそうです。
お仕事はまるで別のlジャンルなんですが、結果的に見れば接点ができにくくもない、とも言えなくもない、と言うような気がしないでもない。

祇園会に絡んでの宴の席で、乞われて歌を披露してくれています。
台湾民謡の”実りの歌”だそうです。

それにしても大夫にほれ込んで・・・・。
でもこの人のお仕事でも仕事を通じて「文化を伝えたい」と念じておられる方ですので、滅びゆく太夫文化を支えたいと思われたのでしょう。

最近では京都の芸子や舞妓はよく知られて華やかな光が当たりますが、太夫の方は少々元気がありません。
江戸時代には大夫は殿上人となる「五位」を与えられていましたから、一般的な大名に匹敵します。
ですから芸子、舞妓より格上とされて、ある意味それが今日人々に受け入れられにくなった条件になったかもしれません。
ま、今でもそういうことにこだわる人たちがいるとか、いないとか。 そういう点をもっと聞きだせばよかったです。
この方自身は磊落な人柄で、労を惜しまずに動かれる方のようです。

今、歌って聞かせてくれているのに聴衆が画面にいないのは「感染防止距離」を保つために遠巻きにしているためです。
・・・・・「ソーシャルディスタンシング」などと言わないで「感染防止距離」と言えばいいのに、言い出しっぺもマスコミも日本の言葉についてどう考えているんでしょう。付和雷同、無節操、無定見・・・・・
家族バンドもされていたんだとか。
世の中には好奇心旺盛、行動力横溢、面白い、楽しい方がいるものです。
- 2020/07/23(木) 00:00:28|
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