出かければ「マスク、マスク、また、マスク」です。
私が出かけるときには「忘れ物がないか。」幾度となく確かめなくてはなりません。
あるものを忘れたことを思い出して二階へ上がれば、その時にふと脇に置いたものをまた忘れます。
度々忘れるのが携帯電話。 それを忘れないように気を付けるのが精いっぱい。
で、自転車をこぎ始めて、ふとマスクを忘れたことに気付くのです。

私は何のために出かけるのかと言えば、「素敵な人」を見つけて「撮らせていただけますか。」とお願いすることです。
しかし、そうであればその人に話しかけなくてはなりません。 話しかけるにはマスクが必要です。
マスクがなければ人には会えないのです。
ああ、マスク、マスク、また、マスクです。

組みひもです。
横に赤糸威の鎧の写真があります。 これらに組みひもが使われています。
そして、伝聖徳太子像。 腰には、剣が下げられていますが、その紐がやはり組みひもの一種です。
元来、中国から伝えられた技術です。 唐紐と呼ぶものもあるそうです。

この方がいろいろなことをお話しくださいます。
「マスクがあると話しにくいですね。 いろいろ説明したいのだけれど・・。」とおっしゃいます。 そうでしょうねぇ。

この場所のある照明は実にフォワイトバランスの調整が難しい。ご覧の通りです。
こんな照明のもとで、様々な色の糸や絵の具を使って仕事を見せるのは、職人さんたちにとって厄介だろうと思います。
こういうことに気付かずに差配する人たちの意識に、少しばかり違和感を覚えます。

私の都合で言っているのでは・・・・ないつもりなのですが。

この素晴らしい組みひもをカメラのストラップにできたらいいでしょうね。
でもこれだけの技術と辛抱強い時間の結晶ですから正直に言って私のような者にとってはいささか高価なので、残念です。
ですが、付けたらかっこいいでしょうね。
- 2020/07/11(土) 00:00:30|
- 工芸
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