皆さん、夏はお好きですか?
私は大好きです。毎年、この時期はそう言っていますね。話題が少ないなあ。
今年の夏は「コンチキチン」も聞こえないので、街に出てもちょっと様子が違います。

鉾町では「粽」販売は、いろいろな形でやるようですが、例年は飛ぶように売れても、今年は販売にてこずるでしょうね。
祇園祭にしても、8月の五山の送り火にしても、「自粛」で地域経済には大打撃ですね。
お金の面でも打撃ですが、地域の方々の気持ちが、何だかやはり晴れないですよね。

送り火などは、あの大の字に上がる炎を見て、暑かった夏もこれで盛が終わるなあと、ちょっとホッとする行事ですからね。
法事の形も、ずいぶん変わるのじゃないかなあ。
帰郷を警戒されるような空気が広がっているそうですが「故郷は遠くにありて思う」だけになってしまいます。
親類縁者から「頼むから帰るな。」と言われる空気を「おかしい」と思えなくなってしまうのは怖いことです。

6月の終わりは、夏越の祓で「茅の輪くぐり」の様子が各所で見られました。
疫病退散に効験ありと言われる神社に「コロナ感染予防のために拝観を暫く見合わせます」などという掲示があると、その神(社)に「疫病退散、健康長寿、家内安全」をお願いするのにどんな意味があるのか、ちょっと考えてしまいますね。
茅の輪くぐりのために「ソーシャルディスタンディング」を守って並ぶ善男善女。
神様の霊験で境内の安全さえ守ってもらえていないのに…マスクは手放せないし、距離は保たねばならないし、建物には消毒用アルコールが備えてあるし、・・・・神主さんは、これをどう説明するのかなあ。手を合わせてお願いして期待しても大丈夫なのかなあと、いらぬ心配をしてしまいます。


- 2020/07/03(金) 00:00:55|
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