「波乱万丈の人生」という言葉があります。
この方の人生も、まさにそれにあたるのでしょうね。
今この瞬間に見せている「やっていること」の中にそれが凝縮しているのです。
そして何よりこの方の表情、たたずまいからして「ただモノじゃないな。」です。

懐かしの銀幕に登場した人たちの写真を金属板に印刷したものを販売されています。
言葉にすればただそういう事です。が、実はこれを実現する、形にすることができるということは、そう誰にでも可能なわけではないのです。不可能じゃないでしょうが、それは藁山から憧れの人のブロンドの一すじを探しだすくらい難しいことなんだろうと思います。

この人の過去の経歴があればこそ実現できている楽しい「商売」です。
この人は焦って売ろうとはしていないのです。こうして銀幕のスターたちの希少な写真を写した・・・・しかも相当な高画質でです・・・・ボ-ドを並べて、それに誘われて集まる映画好きと話すことも至上の楽しみなんですね。

実際、映画ファンにして見れば垂涎の写真ばかりです。
何しろ本物のポジフィルムから起こしたプリントなのですから。
こんなことはこの世界の精通して活躍してきた人でなければ到底思いつきも実行もできないことでしょう。
貴重な映画雑誌に掲載された写真も、その雑誌の中ではせいぜいのところ2Lか大きくてもB5以上ではないでしょう。
それがB4あるいは全紙くらいの大きさになっているのです。

懐かしのポスターもあります。
「50年はもつんじゃない?!」とのこと。

アメリカでも日本でも映画の世界におられて随分大きな仕事に取り組んできたようですし、またいろいろなイベントのプロデュースにもかかわって来られたようです。
私の人生とはあまりに大きな隔たりがあります。

私の人生が四畳半だとすれば東京ドームくらいの人生の広さでしょうかね。
私の人生にかかわる人はまさにその四畳半に小さなちゃぶ台を置いて茶を飲むようなものですが、この人はそれこそ東京ドームに満員の人々と緊張感あるやり取りをしてきたような人生です。
- 2020/01/26(日) 00:00:27|
- 手作り市
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