ここに足を踏み入れるのは久しぶりです。
私が来ないうちにいくらか顔ぶれも変わったようです。
で、他ではお会いしたことのあるこの人にここではは初めてお会いしました。

下を向いてスケッチ帳に何やら描いておられましたので、しかもこれまではいつも和服でしたのに今日は洋服で・・・・、それで顔を上げられた時に「えっ?!」と思ったわけなのです。

私は・・・・幾度も書いていますように・・・・今度の個展では女性を撮った写真ばかりを展示するつもりなんです。
それで、よく週刊誌のグラビアなども見るわけなんですが、まあ、かなりの割合で「モデルでは、勝ってるな!!」と思う訳です。
私が見つけた人は皆さんとてもいいんです。
「ハハ、そりゃ君の趣味ではということだよ。」
なんですが。 そこが大切な、肝要なところで。
この人など、ここでこそ撮らせてくれますが、改めてどこかよそで・・・・は決して撮らせてくれません。
それに、どうぞどうぞ撮ってくださいというような人では、全然なくて。
周囲の出店者が心配してこちらをちらちら見てくれるようなくれる人で・・・・。
「何かあのおじさんしつこくつきまとって困っているんじゃないかな。」

雨が降って来て、ご自身の店のテーブルにも雨粒が落ちているのに、この傘は私に差し掛けているのです。ずっと。
私は、椅子が抜入れますよ。スケッチブックは大丈夫かななどというのですが、・・・・そしてあなたこそ濡れないようにしてくださいねというのですが・・・。

私が撮れば撮るほど「この人はいいなあ。」と思ってしまい、どう撮ろうどう撮ろうとなってしまうので、そろそろ切り上げてくれないかなあななどと思っておられたかもしれません。
でもこの人の良さは一朝一夕に画面になりそうもないのです。
深いニュアンスを形にするのは難しい。
85ミリで、しかも下がりにくい状況で撮っているのも良くないかもしれません。
前と違ってショートカットの髪だということも、これはこれでいい感じで、こういう表情がいいです。
この人で決定打が出ると、相当にいい写真になると私は予想しています。

しとしと雨で、もう一度撮りたいなあ。
- 2020/01/18(土) 00:00:34|
- 絵画
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0