この日は一月にしては暖かい日ではあったのです。
それにしても地べたに、しかも日陰で・・・・・。

これまでも幾度か見たことがあるのですが、この楽器の名前は失念してしまいました。
先ほどから少し見ている(聞いている)と、東南アジア系の人たちでしょうか、遠くからこの人が演奏をしているのを見ると、まだ音がようやく届いているというくらいの距離から、財布を取り出して、お金を手にし始めています。

そして大人は子供にもお金を持たせて・・・・。
こうした「投げ銭」の習慣はアジア諸国にあるんでしょうね。
(僧侶には見えませんから「お布施」でもないでしょうし。)

これは一体どういうことだろうかと・・・。
「この楽器は東南アジアの国々では宗教的な意味を持つようなモノなんですか?」と演奏している方に訊いてみました。
「いえ、そうではありません。楽器自体の歴史は新しいですから。多分音がアジア的だからなんじゃないですか。こういう反応はよくあります。」とのことでした。

確かに音は金属金属したキンとかクゥワンというような音をそぎ落として少しばかり洗練した音になっています。
それでいて寺院で聞いたことのあるような、響きです。

強く激しくたたくような演奏も・・・この時には・・・ありませんでした。
どちらかと言えばざわつく心を静めていくような音ですし、曲調でした。

曲は「カバーすることもあるんですが・・。」
ご自身のオリジナルもという事でした。

周囲はまだ正月の初詣的な気分があって華やかな和服の方も通り過ぎるのですが、この音の周囲は落ち着いた空気でした。
- 2020/01/17(金) 00:00:25|
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