「高瀬川界隈巡回」からの帰り道です。
四条大橋の下をくぐろうとすると若者が「似顔を画かせてください」と掲示してお二人の若い女性を前にして描いていました。
しかも「無料で描きます。」とありました。

似顔絵を描くものとしてたくさん描いて上手くなりたいという事です。そのためにたくさんの「モデル」が必要で。
そうですよね、分かります分かります。
私もほとんど同じことをしているので・・・。

人を描くためには人にそのことの許しをいただかなくてはいけません。写真を見て描くのも一つの方法でしょうが生身の人間ではおそらく随分違うのだと思います。
まして、実際に「お客さんを前にして描ける力」は絵の上手い下手だけではないモノが求められると思います。

私が石膏のミロのビーナス像を置いて撮影を練習しても、それは写真撮影のごくごく一部についての練習にしかならないと思います。
ドキュメンタリーな人物撮影は「モノ撮り」とは違いますからね。

この人は写実的な似顔絵ではなくてかなりデフォルメした絵を描いています。
こういう表現をした時にお客さんからどういう反応が返るのかなどもこうして実践を通じて学ぶのでしょう。
最近の似顔絵はこういう感じのものが多いですね。
四条大橋を東に渡ったあたりに似顔絵を描くお店があります。そこのスタッフかも知れません。休日にも練習しよう・・・とか。

私も「あなたの写真を撮らせてください。撮影料は無料です。」書いたのぼりでも持って立っていたら日に10人や15人は撮れるかもしれません。
そうなると一年に3000人!!ですね。 若いときだったらそうして練習する手もありだったかも知れませんね。
- 2020/01/03(金) 00:00:48|
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こんにちは。コメントありがとうございます。
「ごろお」さんは電車の中、喫茶店でと常に人を描き続けている方ですから、こういう情景をご覧になると関心も持ち共感されることも多いのでしょうね。
もし「ごろお」さんが京都におられる方でしたら、きっとどこかで声をかけて撮らせていただけるようにお願いしたことでしょう。
今年もよろしくお付き合いください。
- 2020/01/03(金) 14:12:23 |
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- soujyu2 #-
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