帽子作家さんが言っていました。
日本は芸術家の育たない、いや言葉を換えて言えば育てない国だと。
例えばこの女性が路上で歌っていても投げ銭する人はごく少ないのです。
そしてこの会場でも彼女たちはアーティストとしてのギャラはないのです。

もし有料でライブをしようとするとあらかじめ…あるいは事後に・・・会場に奏者から少なくないお金を払わないといけません。
それをまかなうだけの動員力がこうした若者にあるはずもありません。まして外国から来ている人に。
これは絵画や写真でも同じで、作品を有料販売しようとすると、販売価格から高率で「手数料」なるものを取られます。
これは若い作家たちにとっては大きな負担です。
それで大概の人が学校教員との二足の草鞋を履くことになるのです。
そもそも公立で若い芸術家のために無料であったり廉価の使用料で会場や壁面を貸すような施設は皆無に近いのです。

「受益者負担」の益の方向性がまるで180度間違っています。
だから心ある野心ある若い才能は外国へと出ていかざるを得ないのです。
結果その才能たちが伸びていく最も旬の時期の活動から多くの蜜を受けることが私たち日本の日常にはなくなるという訳です。
で、現今の日本の文化状況のこの体たらくです。

まあ吉本やジャニーズがテレビを牛耳っているようなことでは・・・・。

私は彼女が橋の上で歌っていた時にほんのわずかですが箱にお金を入れたのですが、
先ほどの帽子作家が日本人は云々と話しますと「いえ、蒼樹さんあh私たちにたくさんの写真を送ってくれて相応の支援をしてくれているのです。」と懸命にその多くの日本人のうちの一人ではないと言ってくれました。
いや、私もその多くの日本人のうちの一人じゃないと自信をもっては言えないのですが、彼女のフォローはうれしかったですね。
そして聡明な人です。

こういう条件の下で撮るときに、そして照明が黄色かったりいろいろ混ざってたりすると感度耐性の強い、又フォワイトバランス機能の優秀なカメラが欲しくなりますね。

私の勉強が足りないということに問題の一端があるのではありますが。
こういう演奏中のアイコンタクトがいいですね。
- 2019/12/26(木) 00:00:49|
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