個展会場に一歩入った時にこの方を見て「これはいい写真が撮れる。」と思ったのは間違いではありませんでした。

目が生きている。
笑う口元に人に対する優しい心配りのできる人に固有なニュアンスがある。
こういう人こそ「素敵な人たちに」に相応しい写真になると直感しました。

私が来年5月に「素敵な女性(ひと)たちと」という写真展をするのには理由があるのです。
ミスR大の女子大生を追いかけて(無断で撮ったとか、そういう事じゃないのです)撮った写真で写真展をするような人に対するアンチを意思表示したいからなのです。 かなりピンポイントですね。
ですが実はもう少し広くたくさんの人を敵に回そうとしているのです。(大袈裟ですが)
まあ、もっともそちらの人たちは私など眼中にないでしょうが。

今日の京都盆地の上空には、うす~く雲が広がっています。雲が薄いですから優しい陽射しはあります。これを晴れて言うべきでしょうか曇りというべきでしょうか。
これを曇りだというのは「雲の形態が多様であり、また、その時々の大気の情勢に応じて変化しうるものであるから、あらかじめ限定的、かつ、統一的に定義することは困難」ですから、今日の空は「晴れ」だとか「曇り」だとかいうことは差し控えたいと思います。
最近、「ああ、あなたは写真家さんなんですね。」といわれたり「この人はカメラマンです。」「写真家をされている人です。(妙な表現ですね)」などと紹介されることが時々あります。
そういう時に私はどぎまぎして、口ごもり「え~、まあ、写真はたくさん撮っていますし、楽しんでもいるのですが、あ~、なんといえばいいか、そのう、え~と、写真を撮る以外のことに興味をもっているわけではないし、頭の中はほぼ写真のことしかないわけで、・・・・。」と歯切れが悪いわけです。
写真家であるかないかという様なことについては「写真を撮っている人間についてはその活動の形態が多様であり、また、その時々の撮影の情勢に応じて変化しうるものであるから、あらかじめ限定的、かつ、統一的に定義することは困難」ですから、やはり私がこの点に関して実に曖昧模糊子とした要領を得ない口ぶりになるのは至極当然であって、私に写真家としての自覚が欠けるとか、本気で写真を撮っていないだとか、そもそもそのように名乗るだけのスキルもセンスもビジョンもないだとかいう問題じゃないということをご理解いただきたいと思います。
- 2019/12/12(木) 00:00:04|
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