師走ですね。
「一年が過ぎるのが年々早くなる。」と年を取るとお互いに口にするのですが、人それぞれに案外忙しくいろいろなことをしているのを見ます。
なのにそのこと一つ一つの印象が弱くなるのでしょうかね。
私にとって今年のこととして取り上げ記録しておきたいことの一つが、この沖縄行きでした。
本島と石垣島に行きました。

川口真由美さんの三枚目のCDジャケット用の写真撮影でした。
三泊四日でしたが、帰る日の4日目しか綺麗な青空が見られなかったのが残念でした。
CDは今月初めに無事リリースされました。先月の終わりには先行販売もあり、予約すると記念ボールペンが付くとのことでした。

私は多分一枚くらいはいただけるものと勝手に決め込んでいるのですが、スタッフにお会いする機会がなくて・・・・。
FB上で宣伝がされていて、ケースの面や裏が紹介されているので、「この写真を選んでくれたのだな。」と、意外に思ったり、やっぱりそうかと思ったり・・・。二枚目の時に比べるとずいぶんたくさん使ってくれています。中の小冊子にも使ってくれていますからね。

そしておもての写真にはクレジットが、スタッフの記録には写真担当として蒼樹の名があります。
私の希望で本名ではないので、どこかで誰か旧知の人が手にしても私が撮った写真だとは気づかないわけです。
それで一人にやにやするだけなのです。

それにしても貴重な経験をさせてもらいました。
私の人生の上にこんなことがあるなんて誰が予想したでしょう。・・・・といってもどなたの人生も皆そうでしょうが。
石垣島では現地の人の案内で市役所前での、自衛隊基地建設反対のアピールに参加する人たちとの交流もありましたし。

この人はその後韓国へ、香港へと・・・・そして日本のあちこちの小さなコンサートから大ホールのコンサートまで飛び回っています。
もしこの人について写真を撮り続ければずいぶんいろいろな人との出会いを私も経験でき、又感動的な写真も撮れるのでしょうが、そういう訳にも行きません。

せめてこの人の歌声が日本全国の基地のあるところ、原発のあるところ、弱者が虐げられているところ、働くものが軽んじられてるところに届き、韓国に香港に台湾に中国本土に・・・・届くようにと応援しようと思います。

シンクライアント (Thin client)ってご存知でした?
私たちも(本当は私を除いてなのですが)写真や動画データというますます大きく、大量になるデータを管理するのにパソコン内の記憶容量を超える事態になってきて、それでパソコン動作のためには不都合なので、外付けのハードディスクなどにデータを移して管理するようになっています。さらにそれを巨大容量のサーバーを準備して保存しますよサービスが出てきています。そうすれば机上のパソコンは処理動作に専念できますからね。
例の桜を見る会の名簿問題で浮かび上がったこのシンクライアント (Thin client)方式。内閣府は今年一月からこれを導入したらしい。何しろこれまた例の加計学園獣医学部問題で文科相の公式文書のねつ造、隠ぺい問題がありました。そこで政府は「公文書管理について適正化を図る」ということで機敏な対応をしたわけです。
安倍内閣はこの時の教訓を生かして・・・・隠蔽・改竄、削除はコンピュータ上で当該文書を削除してもサーバーのものは復元できてしまって「バレちゃう!!」、「保存期間が5年10年と定めてあると慌てて消してもどこかからか痕跡が出て来ちゃう。保存期間の途中で『無くなってました』ということになるとますます疑われちゃうしね。官僚の習性からしてこういう時に平然としらを切れる元財務省理財局の佐川宣寿のように面の皮の厚い奴ばかりじゃないから不満もでる。」
それでなんとかしなきゃ。
という訳で
記録文書の保存期間を一年未満・・・つまりは何時でもいいから可及的速やかに・・・つまりはばれないうちに廃棄、削除。
官僚役人の端末に記録が残るとそのどこかから漏れるから全部サーバーに一括管理しておく。
一般にはサーバーへ保存したモノを永久保存すればいいが、それでは文書管理のやり方を変える目的に反するから80日を期限としてサーバーからも削除という「ルール」にしておく。
そうすれば官僚、役人も「手続きに従い粛々と処理した」と安心して「証拠隠しができる」 という訳だ。
安倍総理も「バックアップデータの保存期間を経た後は復元が不可能だと報告を受けている」
どうしてそんな悪意のある解釈をするのかという人もあるかも知れない。
しかし、内閣府がこの文書管理の新たなシステム構築をした動機、意図がどこにあるか明確に私たちに教えているからそれは間違えようがない。
今年の桜を見る会の名簿について共産党議員が資料提出要求をしたのが5月9日。その要求の一時間後に名簿はシュレッダーにかけられて「無くなった。」 政府は「5月9日にシュレッダーにかけることになったのは、別に資料要求されたからということではなくて・・・・・それは偶然そういう事になったからで」と説明している。その原因・理由についてなるほどそうだなあとは思えないことがいろいろあるが、仮に百歩譲ってそうだったとしよう。
しかし、もし仮に内閣府の役人たちの中で「おや共産党議員が名簿の提出を求めてきているぞ。あれはどうなった?!」「 そろそろ廃棄処分=シュレッダーに行ってるんちゃうか?!」「それはまずいなあ。まだ間に合うかもしれんから問い合わせ見て。」「やあ、間に合わなかった。もう処分されてたよ。」「紙媒体は処分されてるけどパソコン上にデータが残ってるんちゃうか。」「いやこれも、例の今年から導入されたシンクライアント (Thin client)ってやつで我々の端末にはデータが保存されていないし。」「でもデータベースとしてはサーバーに保存されてるわけやし、向こうから復元できるはずだよ。まだサーバーの削除期限にはなっていないし。国会議論は事実に基づいて政府の政策をきちんと検証するという役割があり、それを保障できるのも我々公務員がきちんと文書管理して事実を残してきたからだ。記録を後世に残して国民の検証に耐えるようにするのも我々公務員の責務だからね。」「じゃあ急いで復元して共産党議員の要求に答えなくちゃ。我々は特定の党や利益団体のために働いているんじゃなくて国家機関として、公僕として働いているんだから。」という会話があれば、このデータ(名簿)は、今頃はとうに国会の資料として提出されていたのだろう。
サーバーに保存されていることを知りながら「名簿は廃棄した。だから無い。」と資料提供に応じなかったのは「隠したい」からに他ならない。だって、その時点ではまだサーバーにはあったのだから。無いのは名簿ではなくて官僚、役人が公正な行政を遂行しなくてはならないという公僕としての矜持だ。そういう忖度官僚に仕立て上げたのが安倍自公政権だという事。だからシンクライアント (Thin client)の導入をしたのだろうと勘ぐるのは理にかなっていると思うのですが、いかがでしょうか。
- 2019/12/07(土) 00:00:16|
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