京都にもいくつか芸術系大学があります。
その一つが京都市立芸術大学で、日本画の拠点といっても良い大学です。
多くの日本画蚊が教授としてかかわり、そして若手を輩出してきました。

若手も以前よりは自由に古典やグループ展を開いています。
ですから、ギャラリー巡りをしているとその作品や作家ご本人に巡り合うことがよくあります。

丸太町寺町通りと丸太町通りの公算点を少し下がったところに「MEISEI」というギャラリーがあるのですが、そこではよく日本画の展覧会がされます。
昨週は「櫂」というグループ展が行われていましたが、それは京都市立芸大の川嶋渉研究室の修了生の展示でした。
なかなかの充実ですし、このグループの毎年の成長ぶりを見るのはとても楽しみです。
この写真の方はそのうちのお一人なんですが、そのグループ展への参加に並行して、四条室町の「ギャラリー 小さなおうち」で個展をされていました。

画家として人生を形作っていくのはなかなかの難事です。
学生時代、院生時代から絵が売れて、作画で生活もでき、より良い画材を購入したり、表現の場を拡張していける人も中にいないわけではありませんが、それはレアなケースです。

この人の絵もこの個展中に既に何点も売れていますから健闘している作家です。
でもこれを継続していくためには強い意志が必要で自立心にとんだ精神が求められるでしょう。
そういう意味で私はこうした坂たちの写真を撮ることに興味があります。

8月の「団塊世代±α の男たちの肖像」もその多くが画家や立体造形の作家でした。
それにこの人たちはモデルを描く訓練を積み重ねても来ていますから、モデルを撮るということに対する理解もあります。

一人の女性として、きれいに可愛く撮ってほしいという思いが全くないというわけではありませんが、撮れた絵に対する評価はそれにとどまらないので、こちらの気持ちもちょっと違ってきます。
- 2019/11/27(水) 00:00:27|
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