電車に乗れば、バスに乗れば、道を歩けば、どこに行ってもスマフォに目を落とす人ばかり。
喫茶店で二人連れでいる男女でも子供を連れた家族でも・・・・スマフォを手放さないし目を離さない。
そんな昨今ですが・・・・・。

電車の中でもちらほらいますね、紙の本を読む人が。
私はそういう人を見るとホッとします。

スマフォを利用して何を見、聞きしているのか、それは分からないのですから、一括りに否定的に考える理由はないのですが、・・・、なぜか紙の本を読む人の方に肩入れしたくなります。
この時たまたま隣に来た青年も本を開いています。こちらは何か問題集か参考書のようです。盛んに書き込みをし線を引いています。
向こうにはギターを弾く女性が見えます。鴨川は読書の秋、芸術の秋・・のようです。

このひとが読んでいる本は横書きで何やら図がいくつも見えます。理系の書物のようです。

私はひところのようには本を開かなくなりました。
最近読み終わった本は『古代日本と朝鮮の基本問題』です。この本は広く読まれるべき研究だと思います。大方の人は数行読んだだけで投げ捨てるか、腰を抜かすと思いますが。
読みかけが『平安京遷都』
感心したのが『昭和天皇の軍事思想と戦略』
『「三国志」の政治と思想』も面白かったです。
こうしてみると歴史関係ばかりですね。
必ずしもそうばかりじゃないんですが。

本屋さんがずいぶん減ったということが話題になって長い時間が過ぎています。
本屋の書架や棚に並ぶ本の質も大いに気がかりです。
日本人のマスとしての知的なコモンセンス、マスコミ上のオピニオンリーダーたちのそれが劣化・薄弱になってきている気が強くしている今日この頃です。
- 2019/11/04(月) 00:00:29|
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