私は雅楽の知識がまるでありませんので、ちょっと良い体験をさせてもらいました。

賀茂川の堤には草が長く生い茂っていますが、市から委託を受けた業者の方たちでしょうか、上流からずっときれいに刈っています。
こうして美観を保つのもまたお金と労力を必要としますが、とても大切なことだと思います。

ある方は「一か月ほど出張で京都を離れていたけれど、2日前に帰って来て『鴨川に行きたい、鴨川に行きたい』思い続けましたよ。」とおっしゃっていました。
その方はジャンベを叩いたり名前は忘れましたが、ずいぶん長い管のラッパ上のどこかの民族楽器を吹いていました。ジャンベが主なんだそうですが、楽器は変わってもお酒を少しずつ飲みながら、ほろ酔いで鴨川の風に身を任せながら楽器を奏でるのはいつもおなじで、この一時が至福だと言います。それは本当にそうだろうと思います。
「ただし昼にね、これがいいんだよ。」と。

京都市民は、いや鴨川べりの人々は本当に鴨川が好きで大切にし、この環境を楽しんでします。
市外、府外、さらに国外の方たちも楽しんでいます。

貴重な景観、環境ですね。

パブリックな空間がなければ文化は育たない、私はそう思います。
そういう意味では、こうした空間の使い方をもっと熟成させていかないといけないなあと感じます。
京都にはそういう空間が少ないですから。
- 2019/09/28(土) 00:00:44|
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昨日、横浜のショッピングモールで東儀秀樹さんのミニライブに遭遇しました。
ホルストの「惑星」の一曲「木星」を笙と篳篥で演奏してました。 シンセサイザーによる伴奏を流しながらでしたが、モールの大きな空間にも負けない楽器の音の大きさに驚きました。
白シャツにジーパンというシンプルな衣装とスリムな容姿も、雅楽とのミスマッチングが魅力で、観客に若い人も目立ちました。
- 2019/09/29(日) 07:53:10 |
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- Hudson Terrace #tLotD3lc
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それは良い場面に遭遇しましたね。
日本の古楽器も現代化するためにいろいろ模索しているようですね。東儀さんなどはその先頭に立っている一人でしょうか。
先日鳥取砂丘で笙を吹いているところを撮りましたが、その音は砂山を越えて流れたようです。
単に電気的に増幅して現代楽器に与するのではなくて空間の構造や空気の流れを最適化することで生の音が届くといいなあと感じました。古楽器の現代化に当たって服装やシチュエーションも現代化する工夫もまた大切だろうと感じます。むろん個展の流儀を引き継ぐのもまた大切な課題でしょうが。
- 2019/09/29(日) 10:20:47 |
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- soujyu2 #-
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