何枚見てもとりたてて代り映えのしない写真です。
こういうのをアップすることに意味があるかどうか、ちょっと難しいところがあると思います。
そもそも論から言えばそもそもこうして写真をアップしてどうするの?ということがありますが・・・・・・。

この写真を撮るときにはこの人といろいろやり取りをしているのです。
ですから、私が何を試みたいかをこの人は知って撮らせているのです。

ですからこの人は私にとって得難いフォトマヌカンなのです。
絵を描く人たちはクロッキーをしたりします。そして対象を捉え、それを栓や面で描く「プラクティス」をしているわけでしょうが、写真にもそういうことが必要です。

ただ私は、単なる練習、初めから練習だから没にするというような気持で撮っているわけではありません。
こういうものを撮りたいと思ってどうすればいいのかと手探りさせてもらっているわけです。

人だって風景だって鳥だって列車だって・・・・撮るのは難しい。
難しいのはなぜなのか、何が難しいのかがそもそもわからないと、その難しさに挑戦することもできない。
何を撮りたいのかの自覚もないといけない。
やはりなかなかの難事なのです。

この人はそういうことを考える暇をくれます。
そしてその難しさに付き合ってくれます。
かわいい人、きれいな人、魅力的な人・・・を見つけてそこにポーズしてもらって撮る。
それができたからと言って、そこが終点ではないのだということを少しづつ気づくようになってきています。

なかなかおもしろい世界に入ったものだと思います。
- 2019/09/26(木) 00:00:12|
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