この人が演奏に集中すると素晴らしく魅力的な表情をされます。
それでいつもそれを撮ろう撮ろうとするのですが、いろいろな制約もあっていまだ実現していないのです。
今回もまたすんでのところで撮り逃しました。 そうです、腕が追いついていないのです。

まあ愉しみはまたとっておこう・・・ということになるのですが、この人は良い撮影条件を作ることができないで申し訳なかったというように考える方なんで、大変恐縮します。
門外漢の私の演奏評にさえ耳を傾ける実に謙虚な誠意溢れる方なので、演奏の度毎にファンが増えるのです。

私はそうしたファンからつまはじきされないようにできるだけ目立たないようにはしているのです。
今回も通常のお客さんと同じ条件で席について撮っています。ただし会場入りは最も早い方で一番良い席は確保していますが。

背後にはお客さんがたくさんいますから、あまり大きな動きは出近ませんし、長い時間カメラを構えるような無粋なことも避けます。
それが有料で入られて音楽を楽しもうとする人への礼儀ですしね。
この眉間のしわも魅力の一つですね。ご本人には言っていませんけど。

音楽を演奏する人に写真を喜んでもらえるととてもうれしいのです。

後日、電話でお話をした時に「実は宮本文昭氏が演奏するカッチーニのアヴェ・マリアが好きで・・・・。」と話しますと「え~っ! 私も宮本さんのオーボエ演奏のアヴェ・マリアがとても好きなんです。 」と共感し盛り上がりました。

音楽演奏の写真は音や曲想に共感が無いと、またその人となりに敬意を感じられないとなかなかいい写真にはならないと思います。
だいぶ前にある歌手がこの曲をその人の訳詩で歌ったのですが、もう全く受け入れられなくてひどい写真になってしまいました。
写真を撮るのは、やはり難しくて奥が深いです。
この人で何時か決定的な一枚を撮りたいものと思っています。
- 2019/09/16(月) 00:00:22|
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