カッチーニ作曲アヴェ・マリア(実はヴァヴィロフ作曲だそうですが。)。
私の好きな曲の一つです。 短い曲ですが演奏者の技量、音楽観を試される曲でもあると思っています。

宝塚で演奏会をするので来ませんかというお誘いをいただきました。
「今回の演奏曲目にカッチーニのアヴェ・マリアを入れました。」と。
それを聞いてはいかないわけにはいきません。

常々京都盆地の外と言えば琵琶湖周辺くらいにしか出て行かない私が兵庫県宝塚市という遠い(・・えっ宝塚が遠いですって?!と誰かの声)ところまで演奏会に音楽を聞きに行くなんて・・・・。

この二胡演奏者は以前にも拙ブログでご紹介したことのある楠田名保子さんです。
昨年の「音楽の祭日・清水寺100本のトランペット」の際には第三部として同寺の成就院で二胡の演奏をされた方です。
それ以前にもこの人の演奏は聞いていたし、それ以後にも打ち解けた場所で何度か聞いています。
大変表現力豊かでかつ節度のある品のある演奏をする方です。

それで何時だったかのワインパーティーか何かの時に「カッチーニのアヴェ・マリを二胡で聞いてみたいなあ。」なんて言うおねだりをしたのです。
それを実現してくれたわけで、これを断ったら罰が当たります。

ご自身もこの曲がお好きでこれまでにも演奏したことはあるそうなんですが・・・。
私は先ほどの「100本のトランペット」の際にも撮影させてもらいましたが、片手に余るほど何度も撮らせていただいてきました。それは皆この人に送っているのですが、ずいぶん気に入っていただいていて、今回も「静止画については演奏中の撮影をしてもらってもOKです」と会場アナウンスをしてくれたのです。
ちょっと異例ですね。

アヴェ・マリアの時は撮影を置いて演奏に集中してくれたらうれしいですと事前にメールをいただいていましたので、勿論カメラは置いて耳を澄まして聞きました。
良い演奏でした。
- 2019/09/15(日) 00:00:48|
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