「しまいあーと 銅版画6人展 河崎ひろみ 北岡広子 武田文月 景井雅樹 森 雅子 たかせちなつ
2011年12月20日(火)~12月25日(日) 11:00 - 17:00」
昨年の暮れ近く、上記の版画展にお邪魔しました。
私は・・実は・・ほかにその日、別の予定があったのですが、何しろ一日の時間割がずいぶん緩いので、こうして目につくギャラリーには、ふらりとお邪魔することが多いのです。
まだ準備が整ったばかりで湯気が出ている(触ればインクが付きそうな)ようなところに入りこみました。
このグループ展に「白一点」というべきか「黒一点」というべきか一人だけ男性が参加していました。
それがこの方です。
版画についていろいろお話しているうちに、「やはり絵をされている方ですか?」なんて質問を受けて「写真を少し・・。」ということで、ここでも撮らせていただくことになりました。
この方が実に面白い方なんです。

今手にしているのは移動工房と銘打っていろいろなところで教室を開きながら展示する際に使う版画用のプレス機なんです。彼の個人私有物です。

写真を撮ることになって「どこを向いたらいいかわからんなぁ。」などといながら、実はもうお一人若い女性がここにいるのですが・・・、
「お話をしていてくれるといつもの表情が出ていいんですが・・・、・・。」ということでお話をしていてくれるのです。
残念ながら後ろの作品は彼のものではありません。会場の雰囲気をお伝えするために。
(⇔)

自転車にはことのほか興味があるようでいろいろ部品を集めては組み立てたり、人の自転車の面倒まで見ているようです。
どうやら「機械・メカ」がお好きなようで、こうしたプレス機もこだわりがあるようです。
「不思議とカメラだけはべつで・・。」
歯車や車輪が回っているところをこの目で見て楽しむ系の人らしいのです。
いつの間にかまた輪転機のハンドルを握っています。
(⇔)

この手指のインクが、彼を物語っています。というか、実は今日の開場に間に合わせるために今朝まで奮闘していたのだそうです。
- 2012/01/13(金) 00:03:04|
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